プロポーズのあとは彼女の親に結婚の許可を得るため、挨拶に伺うことが一般的です。挨拶時の流れを知っておかないとマナー違反になってしまう可能性があるので、事前に確認しておくようにしましょう。

今回は、彼女の親に挨拶をする前にパートナーと話し合っておきたいことやマナーについてご紹介します。また、挨拶当日の一般的な流れについてもまとめているので、ぜひご参考にしてください。

彼女の親に挨拶をする前に確認しておきたいこと彼女の親に挨拶をする前に確認しておきたこと・当日のマナーをご紹介_2

彼女の親に挨拶をする前に、パートナーと話し合っておかないと会話に困ってしまう場合があります。安心してもらうためには、以下の内容を話し合っておきましょう。

パートナーの家族情報

まずはパートナーの家族情報を確認しておくことをおすすめします。交際期間が長いとある程度知っているかもしれませんが、彼女の親の趣味や喜ぶ話題などは知らない方もいるでしょう。事前に知っておくことで、挨拶当日は会話が弾みやすくなります。

また、彼女の家族の好みも確認しておくと手土産を選ぶ際の参考になります。

今後の生活

彼女の親に挨拶をする前に、今後の生活についてもパートナーと話し合っておくと良いでしょう。具体的には、仕事はどうするのか、引越しはするのかなどが挙げられます。

結婚をすると、なかには仕事を辞めて専業主婦(主夫)になる方もいます。もしくは、正社員からパートとして働くなど、雇用形態を変えることもあるでしょう。また、仕事によってはいずれ転勤することがあるかもしれません。彼女の親への挨拶では仕事のことについて聞かれやすいので、挨拶当日までに話し合っておくことをおすすめします。

このほか、彼女の親への挨拶では引越しについても聞かれやすい傾向にあります。引越しの予定はあるのか、引越しをする場合はどの辺りで考えているのかなど聞かれる可能性があるので、パートナーと相談しておくと良いかもしれません。

結婚式の有無

彼女の親への挨拶で結婚を認めてもらった際、結婚式の有無についても聞かれる可能性が高いと言えます。挨拶当日になって「結婚式を挙げたい」「結婚式は挙げる予定がない」など、意見が分かれてしまわないように事前に話し合っておきましょう。

結婚式を挙げる場合は、時期や会場なども事前に決めておくと良いかもしれません。挨拶の際に予定を伝えておくことで、彼女の親もスケジュールが組みやすくなります。

彼女の親に挨拶をする前に知っておきたいマナー

彼女の親に挨拶をする前に、以下のマナーを知っておくことをおすすめします。

服装

結婚を承諾してもらうための挨拶なので、カジュアルな服装は望ましくありません。彼女の親と何度か会ったことがある場合でも、スーツが基本です。もし彼女の親から「スーツでなくても良い」と言われた場合は、白シャツにジャケットを羽織り、カジュアルすぎない服装で挨拶に伺うと良いでしょう。

また、挨拶の前日までにはシャツやジャケットにシワがないかも確認しておきましょう。清潔感のある服装を心がけることで、彼女の親に好印象を与えられます。

このほか、服装だけでなく身だしなみも整えておくことが大切です。

手土産

彼女の親に挨拶をする際は、手土産を持参することも大切です。手土産は彼女の家族が喜ぶものを選ぶと良いでしょう。高額な品は気を遣わせてしまうため、金額にも注意が必要です。

このほか、手土産は彼女の実家からすぐ近くの場所で購入しないほうが良いでしょう。気持ちを伝えるために、地元の銘菓や彼女の実家の近くに売っていない品を選ぶのが望ましいと言えます。

訪問時間

彼女の親への挨拶当日は、約束の5分前に訪問します。交通機関の遅延などで約束の時間に遅れそうな場合は、連絡を入れるのがマナーです。遅れる際は、到着時間の目安も伝えておくと良いでしょう。

彼女の実家に早く着いた場合は、遅れないように近くで待機しておくことをおすすめします。約束の時間よりも早めに訪問すると彼女の親がまだ準備している可能性があるので、早くても5分前に訪問することが望ましいと言えます。

彼女の親に挨拶をする日の基本的な流れ

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ここでは、彼女の親に挨拶をする日の一般的な流れをご案内します。

玄関先で挨拶をする

初対面の場合は、玄関先で自己紹介を行います。その後、時間をつくってくれたことへの感謝の言葉を伝えます。彼女の親と会ったことがある場合でも、玄関先でお礼の言葉は伝えましょう。

彼女の親が「どうぞ」と言ってから入室します。

入室後に挨拶・手土産を渡す

入室後に、改めて自己紹介をします。自己紹介が終わったあとに、手土産を渡しましょう。手土産を渡すタイミングは決まっていませんが、洋室の場合は着席前に、和室の場合は着席後に渡すのが一般的です。渡す際は、紙袋から取り出し、包みの正面を相手に向けてから両手で渡します。

歓談・本題に入る

いきなり本題に入るのではなく、まずは歓談を行います。場が和んできたら、タイミングを見て本題に入りましょう。本題に入る際、洋室の場合は席を立つ、もしくは座り直します。和室の場合は、座布団から降りて正座をしたうえで本題に入ります。

退出する

彼女の親から結婚の許可を得たあとは再度歓談をし、タイミングを見て退出します。入室から退出までの時間は2時間が目安です。彼女の親の都合もあるため、長居をしないように時間も意識しておくことをおすすめします。

退出する際は、時間をつくってくれたこと・結婚を許可してくれたことに対して改めてお礼を伝えます。

まとめ

彼女の親に結婚を認めてもらうためには自分のことを知ってもらい、安心してもらう必要があります。そのためには、彼女の家族情報や今後のことについてパートナーと話し合っておくことが大切です。また、マナーを守れないと彼女の親に不安を与えてしまう可能性があります。結婚の挨拶に伺う前に、マナーも知っておくことをおすすめします。

更新日時:2024.09.27