婚約指輪や結婚指輪に施されることの多い宝石。実は、宝石はカットによってデザインだけでなく輝き方や価値も変わることを知っていましたか?宝石のカットにはどんな種類があって、それぞれどんな魅力を持っているのかをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 最もメジャーなラウンドブリリアントカット
婚約指輪や結婚指輪に使われる宝石特にダイヤモンドのうち、最もよく用いられているのが58面体のラウンドブリリアントカットです。なぜこの形が一番人気なのかというと、宝石が最も美しく輝く形だからだと言われています。たしかに華やかさもありますし、どんなデザインにもぴったり合いそうですよね。
2. ラウンドブリリアントカットに近いオーバル・ブリリアントカット
ラウンドブリリアントカットと同じカットで、楕円形にしたものをオーバル・ブリリアントカットといいます。オーバルはラウンドブリリアントカットよりも一つ少ない57面体。生命や母体を象徴する形とも言われていて、優しい印象を与えてくれます。
3. 洋ナシの形をしたペアシェイプ・ブリリアントカット
洋ナシのような形をしていて、57面体にカッティングされたものをペアシェイプ・ブリリアントカットと言います。雫のように見えることから、ドロップカットと呼ばれることもあり、ピュアな印象を与え、上品さを感じさせてくれます。
4. 人気急上昇のプリンセスカット
英国のキャサリン妃のエンゲージリングに採用されたことから世界中で人気急上昇したのが、真上から見ると正方形に見える49面体のプリンセスカットです。輝きは十分ありながらも、反射する光が細かいため柔らかい印象を与えてくれます。ラウンドブリリアントカットに比べると個性も出せますよ。
5. 透明感を引き立てるエメラルドカット
元々エメラルドに用いられていたカットで、破損しにくいように角を切り取っているものをエメラルドカットといいます。ブリリアントカットなどに比べると輝きは劣りますが、宝石そのものの透明度を引き立ててくれるカッティング方法です。
ほかにも、宝石のカットの仕方は細かく分けられています。カッティングによって輝きが変わるのはもちろんですが、デザインのバリエーションも変わってきます。輝きを求めるならラウンドブリリアントカット、個性を出したいならプリンセスカットやエメラルドカット、といったように好みに合わせてカッティング方法を選んでみるのも良いでしょう。
更新日時:2020.12.09