婚約指輪や結婚指輪に留める宝石として人気の「ダイヤモンド」。このダイヤモンドには、どのような石言葉が秘められているのかご存じでしょうか?ダイヤモンドの石言葉を知って、贈る際に意味を伝えるのも素敵です。
そこで今回は、ダイヤモンドに秘められた石言葉をご紹介します。また、ダイヤモンドを選ぶ際に重視したい4Cについても解説しているので、ぜひご参考にしてください。
ダイヤモンドに秘められた石言葉
婚約指輪に留める宝石に、ダイヤモンドを選ぶ方がほとんどです。「ゼクシィ結婚トレンド調査 2023(首都圏)」によると、ダイヤモンドを選んだ方が95.7%という結果になっています。また、結婚指輪にも宝石ありを選ぶ方もおり、このうちダイヤモンドを選んだ方が76.3%、ルビーとサファイアを選んだ方が1.4%となっています。
上記のデータからわかるように、特別な指輪にはダイヤモンドが選ばれる傾向にあります。では、ダイヤモンドにはどのような石言葉があるのでしょうか。ダイヤモンドの代表的な石言葉には以下のようなものが挙げられます。
・永遠の絆
・強い絆を結ぶ
・変わらぬ愛
・純愛
・不変
・純潔
ダイヤモンドは、宝飾用の石のなかではもっとも硬いと言われています。そのため、ダイヤモンドには「固い絆」「永遠の絆」などの意味があるのです。また、ダイヤモンドを留めた婚約指輪や結婚指輪を贈ることによって、「永遠の絆や変わらぬ愛を誓う」という意味を込めることができます。
このように、ダイヤモンドにはブライダルにふさわしい石言葉がたくさん秘められているため、婚約指輪や結婚指輪に最適な宝石と言えます。
ダイヤモンドを選ぶ際は「4C」をチェック
ダイヤモンドを選ぶ際は、「4C」についても知っておくのがおすすめです。
カラット(Carat)
カラットはダイヤモンドの「重さ」のことで、1カラットの重さは約0.2gです。
重さが重くなるほどダイヤモンドのサイズも必然的に大きくなります。その理由により、カラットはダイヤモンドを購入する際に見た目で判断しやすい要素と言えるでしょう。
一般的なラウンドブリリアントの平均値は、0.2カラットで約3.72mm、0.3カラットで約4.30mm、0.5カラットで約5.09mmと大きくなっていきます。同じカラット数でもシェイプが違うと大きさが異なって見えるため、その点は念頭に置いておきましょう。
「大きければ良い」というわけでなく、カラット数によって印象が異なるため、指輪を試着して指とのバランスや好みで選ぶことをおすすめします。
カラー(Color)
カラーは、ダイヤモンドの「色」を表します。ダイヤモンドはカラーダイヤモンドを除き、無色透明なほどグレードが高いとされています。カラーのグレードは以下の通りです。
D〜F | G〜J | K〜M | N〜R | S〜Z |
無色 | ほぼ無色 | わずかな黄色 | 非常に薄い黄色 | 薄い黄色 |
最高位はDカラーとなっており、グレードが下がるにつれて黄色みを帯びていきます。ダイヤモンドを購入する際は、カラーにも着目しましょう。
クラリティ(Clarity)
クラリティは、ダイヤモンドの「透明度」を表します。ダイヤモンド表面の疵や欠けと内部にある内包物により、グレードが決定します。クラリティのグレードは以下の通りです。
FL、IF | VVS1、VVS2 | VS1、VS2 | SI1、SI2 | I1、I2、I3 |
内部無欠点 | ごくごくわずかな内包物 | ごくわずかな内包物 | わずかな内包物 | 顕著な内包物 |
もっともグレードの高いFLは「Flawless(フローレス)」と呼ばれ、10倍の倍率でダイヤモンド表面の疵や欠け、内部にある内包物が見られない状態を指します。そのため、希少価値が高いのが特徴です。
一方で、「Included(インクルーデッド)」と呼ばれるI1、I2、I3は、10倍の倍率で容易に内包物が確認できます。
クラリティはダイヤモンドの輝きに影響します。婚約指輪のダイヤモンドはほかの4C要素とのバランスを見ながらお好みの透明度を選ぶのがおすすめです。
カット(Cut)
カットは4Cのなかで唯一、人の手が加えられる要素となっており、「プロポーション」「ポリッシュ」「シンメトリー」の総合評価によってグレードが決まります。カットのグレードは以下の通り 、EXCELLENTからPOORまで5つのグレードがあります。
EXCELLENT | VERY GOOD | GOOD | FAIR | POOR |
カットは、ダイヤモンドの輝きを左右する要素です。
ラザール ダイヤモンドでは、「アイディアルメイク」と呼ばれるプロポーションのダイヤモンドを使用しています。アイディアルメイクとは、数学者のマルセル・トルコフスキーが考案した数学的理論に基づき、ブランド創始者ラザール・キャプランによって理想的な角度と比率にカットされたプロポーションのことです。
ダイヤモンドの内側に入った光が反射して外部に放たれる白色光「ブリリアンシー」、虹色の分散光「ファイア」、ファセット表面が反射するキラキラとした光のパターン「シンチレーション」が最適なバランスを生み出すようにカットされています。原石から最大限の輝きを引き出し、七色に眩しく輝くダイヤモンドに仕上がっているのが特徴です。
カットはダイヤモンドの輝きに大きく影響するため、ダイヤモンドを選ぶ際はカットを重視することをおすすめします。
ダイヤモンドは結婚60年目の「ダイヤモンド婚式」の贈り物にもおすすめ
ダイヤモンドと言えば、婚約指輪・結婚指輪のイメージをお持ちの方もいるはず。そのため、ダイヤモンドを贈る機会は少ないと思っている方もいるでしょう。
しかし、ダイヤモンドは結婚60年目の「ダイヤモンド婚式」の贈り物にもおすすめです。ダイヤモンド婚式には「ダイヤモンドのように硬い絆で結ばれている」ということから、その名が付けられたと言われています。長寿と繁栄を祝う意味で行われているため、ご両親が結婚60年目を迎えたときにダイヤモンドをプレゼントしてみてはいかがでしょうか。また、自分たちが結婚60年目を迎えたときにダイヤモンドを贈るのも素敵です。
まとめ
ダイヤモンドの代表的な石言葉には、「永遠の絆」「強い絆を結ぶ」「変わらぬ愛」「純愛」「不変」「純潔」などがあります。ブライダルにふさわしい石言葉なので、婚約指輪や結婚指輪にダイヤモンドを留めて贈ってみてはいかがでしょうか。
「4C」はダイヤモンドの品質を知る一助になりますが、原石の質などもダイヤモンドの輝きに影響を与えます。予算を考慮することも大切ですが、せっかくダイヤモンドを贈るのであれば、ダイヤモンドの美しい輝きを楽しみながら、おふたりにとって世界に一つだけのダイヤモンドを選ぶことをおすすめします。
更新日時:2024.01.31