結婚指輪は一生ものですから、デザインはもちろんのこと耐久性はとても重要です。どんなに大切に扱っていても、指輪や宝石そのものの耐久性がなければ状態よく保てません。そこで、結婚指輪に向いている耐久性のある素材と宝石をご紹介します。ぜひ、指輪を購入するときの参考にしてみてください。
耐久性の高い指輪の素材
結婚指輪に使われる素材の中で、最も耐久性が高いとされているのが「プラチナ」です。プラチナは稀少性が高く高価ですが、その分耐久性も高いので結婚指輪に最も多く使われている素材です。ただしプラチナは純度が高いと傷がつきやすくなるため、パラジウムなど他の金属と合わせて、より耐久性を高めているものを選ぶとベストです。
プラチナの次に耐久性が高いと言われているのがゴールドです。ゴールドもプラチナと同様、純度が高いと傷がつきやすかったり変形しやすくなります。そのため、耐久性がより高いものを選ぶとすれば、合金のものを選んだほうがいいでしょう。ゴールドの中でも、ピンクゴールドが最も硬度が高いといわれています。
また、プラチナやゴールドほどの輝きはありませんが、耐久性に優れている金属でアレルギーの人でも安心して身につけられるチタンもおすすめです。シルバーと似た見た目をしていますが、シルバーのように酸化して黒くなってしまう心配もなく、お手入れも簡単です。他の金属に比べると圧倒的に軽いうえに耐食性や強度、耐熱性に優れている一方、溶接ができないためリング仕上がり後にサイズ直しができないというデメリットもあります。
耐久性の高い宝石の種類
指輪の素材と同じく、宝石の種類によって耐久性が変わります。最も耐久性が高いといわれているのがダイヤモンド。引っ掻きや摩耗に対する抵抗力、すなわち宝石の丈夫さを表すモース硬度は10と宝石の中でも最も高く、割れや欠けに対しての抵抗力を表す「じん性」もひすいやルビー、サファイアの次に高い7.5となっています。モース硬度の高さはダイヤモンド、コランダム、トパーズ、クォーツの順、じん性は工業用ダイヤのカーボナート、ひすい、ルビーとサファイヤ、ダイヤモンド、水晶の順で耐久性が高いといわれています。
プラチナにダイヤモンドを施したデザインの結婚指輪が人気なのは、デザイン性が高いだけでなく耐久性も高いからだといえます。ぜひ、結婚指輪を選ぶときには、耐久性にも注目してみるといいですね。長く使うものですから、値段やデザインだけでなく、質がいいものを選ぶことが大切ですよ。
更新日時:2020.12.17