近年、お色直しに和装を選ぶ方が増えてきています。挙式の時は、やはり白いウエディングドレスの人気は高いですよね。それなのに、なぜお色直しの際はカラードレスではなく、和装を選ぶのでしょうか。その理由と和装の魅力についてご紹介します!
和装ならではの魅力
お色直しを和装にする大きな魅力としては、大きなインパクトを与えられるという点があります。挙式の時の白いウエディングドレス姿から一転し、新郎新婦が和の装いをすることで、ゲストの方々にも異なる雰囲気を味わってもらえるのです。またこの他にも、和装を選ぶ理由や魅力はたくさんあります。
- 日本人として和装を着ておきたかったから
- 新郎が和装の似合う顔立ちだから
- 成人式に着物を着ていなかったから
- 和装を着るのに良い時期だったから
- カラードレスの露出の多さが苦手だったから
- 品のある雰囲気が好きだったから
- 両親や祖父母に喜んでもらいたかったから
- スタイル的に和装の方似合うと思ったから
このようにさまざまな要望に応えてくれるのが、和装の魅力といえるでしょう。
お色直しに「色打掛け」や「引き振袖」が選ばれる理由とは?
「お色直しに時間がかかりすぎると、ゲストといる時間が短くなる……」このような不安を持つ方も確かにいらっしゃいます。しかし、洋装から洋装へのお色直しと、洋装から和装へのお色直しには平均しても10分ほどの差しかありません。また、お色直しの際にヘアアレンジを大幅に変えない、などちょっとした工夫をすることでお色直しにさほど時間がかからずに済みます。このような理由も含めてお色直しに和装の「色打掛け」や「引き振袖」などを選ぶ方は多いです。
■色打掛けの魅力
白以外の柄や色が入った打掛を指します。洋装とは違い、豪華でゆったりとして品があるシルエットが魅力的です。引き振袖よりも色打掛けの方が格は上になり、見た目の重厚感からも披露宴の雰囲気を大きく変えてくれることでしょう。
■引き振袖の魅力
振袖は未婚の女性ならではの礼装です。そのため結婚式が最後の振袖を着る機会となるでしょう。また、振袖の上に帯を締めるため、帯の豪華さや結び方にこだわることができます。さらに、帯揚げなどの小物とのコーディネートを楽しめるといった点も、婚礼衣装にこだわりたい女性にとって大きな魅力でしょう。
和装の人気のデザインは?
人気でもあり定番な色としては、「魔除け」の意味を持つ赤です。赤を基調とすることで、人目をひくパワーに溢れています。豪華な雰囲気を出したい場合は、黒とゴールドが組み合わさっているものを選んでみましょう。高貴さを演出するなら、紫もオススメです。一方で、ピンクのパステルカラーや白地にカラフルな刺繍をほどこした柔らかい印象の色合いも人気なため、演出したい雰囲気から決めてみるのも良いですね。婚礼衣装のデザインは、吉祥文様といわれる「おめでたい」文様が施されていることが多いです。
植物なら松や竹、梅、動物なら鶴や亀、縁起物なら宝船や御所車などがあげられます。昔ながらの文様でも、現代的なアレンジをすることで可愛らしさと華やかな雰囲気を楽しめますよ。さらに、桜や桔梗、牡丹など四季折々の花を挙式の季節に合わせて選ぶことで、より季節感を与えることも可能です。
ブーケやテーブルクロスの色など会場の色との調和を考えて、和装のコーディネートをするとより雰囲気が統一されて素敵な空間となることでしょう。豪華にも可愛らしくも見せてくれる和装、お色直しの選択肢に考えてみてはいかがでしょうか。
更新日時:2020.12.10