花嫁の清楚さを引き立てるアイテムの一つとして見逃せないのがウエディングベール。ベールにはさまざまな種類がありますので、体形や顔の輪郭、ウエディングドレスなどにあわせ、自分を最も魅力的に見せてくれるものを選びましょう。

【なぜ花嫁はベールを身に着けるの?】

ウエディングベールは花嫁の純潔を象徴するもので、邪悪な精霊から花嫁を守ってくれるものと言われます。キリスト教式のセレモニーでは、花嫁は顔を覆うベールを身に着けていますが、セレモニーの最中に新郎がベールをあげます。これは結婚によりふたりの間の壁が取り払われ、これからは新郎が花嫁を守っていくことを表します。

日本では、セレモニーの時だけベールを身に着け、披露宴ではベールを外してしまうことが多いのですが、披露宴で身に着けていてももちろん問題ありません。ただ、床まで届くロングベールの場合は動きにくくなるので、避けた方が無難かもしれません。また、再婚の花嫁にはウエディングベールはふさわしくないという声もありますが、あまり気にすることはないでしょう。

【ベールにはどんな種類があるの?】

ベールは主にその長さによって、肩くらいまでの長さのショートベール、腰くらいまでの長さのミドルベール、床までつく長さのロングベールの3つに分けられます。顔を覆おう部分(ブラッシャー)がついているフェイスアップベールが一般的ですが、ブラッシャーのないマリアベールもあります。装飾はパイピングやビーズ、パール、スパンコールなど。素材はチュールやレース、ジョーゼットなどが一般的で、素材によってボリュームや張り感が異なってきます。

【どんな風に選べばいいの?】

ベールを選ぶ時には、自分の顔の形、背の高さ、ドレスのデザインの3つを総合的に判断して選ぶといいでしょう。顔が丸くてふっくらしている人は、頬に沿って落ちるベールを。細長い顔の人は横に広がる張りのあるベールがお勧め。また、小柄な人はボリュームベールよりはシンプルなベールがいいでしょう。ロングベールでもストンと落ちるデザインなら縦の長さを強調できて、バランス良く見えるはずです。背の高い人は、ミドルベールやロングベールがお似合い。また、ドレスがゴージャスならベールはあまり装飾のないシンプルなものを。ウエストにリボンなどがあるデザインなら、装飾とかぶってしまうミドルベールは避けた方が無難です。

ベールを選ぶときにはドレスを着用し、全身のバランスをしっかりチェック。最も美しく見えるものをチョイスしてください。

更新日時:2020.12.10