結婚式でウエディングドレス姿をより美しく着るために身につけるのが、ウエディング用のインナーです。今回は、どんな種類があるのか?選び方は?などウエディングインナーにまつわる豆知識をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
■ブライダルインナーはなぜ着けるの?
ウエディングドレスを身につける時に着用するウエディングインナーは、通常の下着と違い、補正力が高いという特徴があります。ウエディングドレスは、欧米の女性の立体的な体のラインを綺麗に見せるように仕上げられているので、私たち日本人がそのまま着用すると、胸の部分がスカスカだったり、ウエスト位置が合わなかったりします。
そこで、補正能力の高いウエディングインナーを着けることで、バストにボリュームを持たせ、ウエストを高くくびれさせて、美しいラインに仕上げるのです。
また、ブライダルインナーは普通の下着と違って贅沢にレースをあしらったものや、刺繍が施されているなど特別感がいっぱい。身につけるだけで気持ちも引き締まるという効果もあるようです。
最近では結婚式後もパーティに参加する際などウェディングドレスではないですが、ドレスを着る機会にインナーとして活用する方も多いようです。
■いつまでに準備するもの?
ブライダル用のインナーは、ウエディングドレスやお色直しで着るドレスが決まってからデザインに合わせて購入すると良いでしょう。ブライダル用のインナーは補正力が高いので、あまり早く準備してしまうと、体型の変化により入らなくなる可能性もあります。だいたい挙式の3〜2ヶ月前までを目安に準備するのが望ましいようです。
■種類と選び方
ブライダル用のインナーには以下の種類があります。このほかにも、お腹が大きくなっても大丈夫なマタニティ用の下着もあるので、必要に応じて相談してみてください。
【上半身】
・ブラジャー(セパレートタイプ・ビスチェタイプ)
ブライダル用のインナーは、通常のブラジャーの胸の下部分がウエストまで長く伸び、しっかりくびれを作り、胸のボリュームをアップします。
セパレートタイプは、ちょうどおへその上あたりまでの長さのブラジャー。下記のウエストニッパーと組み合わせて使用することで胸の大きさやウエスト周りのバランスを取ります。
ビスチェタイプは胸から骨盤まですっぽり覆うタイプで、ウエストニッパーは不要。安定感が高いので肩や背中が大胆に開いたドレスにも対応可能。バストサイズにボリュームのある方にもピッタリです。
・ウエストニッパー
ウエスト部分に着け、くびれを作りドレスのラインにメリハリを出す補正下着です。
【下半身】
・ガードル
パンツタイプの下着で、ウエストやヒップラインを整えて美しく見せる効果があります。主にマーメードラインなど、体に寄り添うデザインのドレスを着用するときに使用します。
・フレアパンツ・ペチコート
ショーツの上に履いて使用。汗シミ予防、静電気防止、足さばきを良くするなどの効果のほか、着付けの際に下着があらわになるのを防ぐためにエチケットとして使用します。
・ブライダルインナーを購入する時に気をつけること
ブライダルインナーは、結婚式の当日ずっと身につけるもの。体に合わないインナーだと落ち着かないものです。必ず試着をしてフィットするものを選びましょう。その際、当日着用するドレスのデザインに合わせた下着を選びましょう。ドレスの写真やカタログなどを持参し、専門のスタッフに相談しながら決めると失敗がありません。
・購入する場所
ブライダル用のインナーは、ドレスショップや百貨店・下着専門店で手に入れることができます。ブライダルショップで試着をして、そのままぴったりの下着を選ぶという流れがスムーズですが、多少割高です。金額が気になる場合は、百貨店などで予算に合うものを購入しても良いでしょう。
サイズが合わない場合は、オーダーメイドという選択肢もあります。仕上がりまでに多少時間がかかるので余裕を持って注文すると良いでしょう。
最近はネット通販でも購入できますが、試着ができないので、サイズ選びは慎重に。
更新日時:2020.12.10