プロポーズを控えている男性にとって、婚約指輪選びは失敗を避けたい重要なステップです。「彼女に喜んでもらえるデザインを選べるか」と不安を感じている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、そんな男性向けに婚約指輪の代表的なフォルム・デザインについて解説しています。また、女性の年代別におすすめのデザインもご紹介しているので、ぜひご参考ください。
着けたときの印象が異なる!婚約指輪の3つのフォルム
婚約指輪(エンゲージリング)と一言でいっても、そのフォルムは多種多様。それぞれのフォルムによって、着けたときの印象は大きく異なります。そのため、婚約指輪を購入する際は「どのようなフォルムがあるか」を前もって確認しておくことが大切です。
ストレート
「ストレート」は、無駄のないシンプルなフォルムです。普段使いがしやすく仕事中でも着けられるので、性別を問わず多くの方に選ばれています。また、指をすっきり長く見せる効果が期待できる点も、ストレートが選ばれる理由のひとつです。
ウェーブ
「ウェーブ」は、優しい印象を与えるフォルムです。緩やかな曲線が指にフィットするため、ほかの2つのフォルムに比べて指なじみがよいのが特徴です。また、ウェーブは動きのある立体的なフォルムなので、指を細く美しく見せる効果も期待できます。
Vライン
スタイリッシュなフォルムの「Vライン」は、その名のとおり、アルファベットの「V」の字を思わせるような切り込みが魅力です。手元をすっきり見せる効果が期待できるので、「指を細長く見せたい」という方を中心に人気を集めています。
シンプルから華やかまで!婚約指輪の主なデザイン
婚約指輪のデザインには、さまざまなバリエーションがあります。それぞれのデザインにどのような特徴があるのかを知ることで、彼女にぴったりな婚約指輪を選びやすくなります。
以下で、婚約指輪の代表的なデザインを4つご紹介しますので、ぜひご参考ください。
婚約指輪の定番!ソリティアリング
婚約指輪の定番であり高い人気を誇るのが、一粒のダイヤモンドをあしらった「ソリティアリング」です。アームのラインや素材、ダイヤモンドの留め方によって雰囲気が大きく変わるので、彼女に合ったデザインを見つけやすくなっています。
ソリティアリングの中でもとくにスタンダードなのが、「ストレートライン×立て爪」のプラチナリングです。光を多く取り込むことができるので、ダイヤモンドを最も輝かせるデザインといわれています。
「もう少し普段使いやすいソリティアリングがよい」ということであれば、爪が低い指輪、もしくは地金で宝石を縁取るようにして留める「ベゼルセッティング(覆輪留め)」の指輪、地金で左右から宝石を挟み込む「はさみ留め」の指輪がおすすめです。
華やかな婚約指輪に!メレダイヤリング
昨今は、センターダイヤモンドの脇にメレダイヤを1粒または数粒あしらった「メレダイヤリング」も人気です。メレダイヤの数やセッティング方法によって指輪の雰囲気は異なり、フェミニンなものからエレガントなものまでバリエーション豊富に揃っています。
婚約指輪にあしらうメレダイヤの多くは無色透明ですが、ピンクやブルーなど色のついたメレダイヤがセッティングされていることもあります。たとえば、ピンクのメレダイヤをあしらった婚約指輪はキュートなイメージに。ブルーのメレダイヤをあしらえば爽やかな印象になるほか、花嫁に幸せをもたらす「サムシングブルー」のジンクスを取り入れることも可能です。
なお、ソリティアリングと同じく、アームのラインや素材、ダイヤモンドの留め方などにさまざまなバリエーションがあります。
ゴージャスな雰囲気が魅力!パヴェリング
「パヴェ」は、フランス語で「石畳」という意味の言葉。そのため「パヴェリング」とは、アームにメレダイヤを隙間なくあしらったデザインの指輪を指します。センターにメインのダイヤモンドを配し、その周りにメレダイヤを敷き詰めているので、ボリューム感とゴージャス感の両方を存分に感じられます。
ただし、パヴェリングはダイヤモンドを敷き詰めている分、サイズ直しが困難という弱点があります。また、経年劣化により爪が緩みダイヤモンドが取れてしまう可能性もあります。そのため、取り扱いには十分な注意が必要です。
日常使いもできる!エタニティリング
アーム上にダイヤモンドを整然と並べた「エタニティリング」は、Eternity(永遠)を意味することから婚約指輪として高い人気があります。ダイヤモンドを全周に配した「フルエタニティ」と半周のみに配した「ハーフエタニティ」があり、どちらもダイヤモンドの美しい輝きが強調され、手元を煌びやかに演出します。
エタニティリングは華やかな印象がありますが、シンプルさも兼ね備えています。また、高さを抑えたデザインになっているのも特徴のひとつです。これらの点から、エタニティリングはとくに普段使いしやすいデザインといえます。
なお、エタニティリングはパヴェリングと同じく、サイズ直しが困難であったりダイヤモンドが取れてしまう可能性があったりするので、注意しつつ身に着けることが大切です。
年代別にご紹介!おすすめの婚約指輪のデザイン
婚約指輪を選ぶ際は、彼女の年齢も考慮することが大切です。
20代前半
20代前半の女性には「かわいらしいデザイン」の婚約指輪がおすすめです。ハートやリボンなどのモチーフがあしらわれた指輪を抵抗なく着けられるのは、この年代ならでは。そのため、もしデザインに悩んだら「フェミニンかどうか」を基準にするとよいかもしれません。
このほか、20代前半の女性には「アームが華奢なデザイン」もおすすめです。ガーリーな雰囲気を演出できるので、きっと喜んでもらえるはずです。
なお、上述したデザインの婚約指輪においては、リーズナブルな価格で購入できるものも多く揃っています。そのため「まだ予算的に余裕があまりない」という場合も、無理することなく婚約指輪を用意できます。
20代後半
20代後半になると、落ち着きのある「シンプルなデザイン」を好む女性が増える傾向にあります。なぜなら、年齢を重ねることでファッションも変わってきますし、ビジネスシーンで婚約指輪を身に着ける可能性も考えられるためです。シンプルなデザインであれば、服装・場所を問わずいつでも気軽に着けられるので、きっと彼女を笑顔にできるはずです。
30代前半
30代後半になると、自分が身に着けるものに対してより一層こだわりが出てくることも。そのため、婚約指輪を選ぶ際はデザインだけでなく、素材や品質にも気を配ることが大切です。たとえば、デザインについてはシンプルながらも高級感を感じられる「エタニティ」がおすすめです。素材に関しては、優れた耐久性を持つプラチナが適しています。
彼女が身に着けるもの(アクセサリー)にどのようなこだわりを持っているのか、あらかじめリサーチしておけば、より喜ばれる婚約指輪を選べるはずなので、事前準備をしっかり行いましょう。
押さえておこう!婚約指輪のデザインを選ぶ際のポイント
婚約指輪のデザインを選ぶ際は、以下の2つのポイントを留意しましょう。
身に着けるシーンを考慮する
婚約指輪のデザインは「指輪をどのシーンで身に着けるか」という点を考慮して選ぶことが大切です。たとえば、普段使いを想定している場合は「シンプルなデザイン」がおすすめです。華やかすぎないので、プライベートシーンはもちろん、ビジネスシーンでも身に着けることができます。
このほか、結婚式やパーティーなど特別なシーンでのみ身に着けるという場合は「ゴージャスなデザイン」を選んでもよいかもしれません。華やかな婚約指輪がパーティードレスによく映え、コーディネートをさらに美しく仕上げます。
長く身に着けることを考慮する
昨今、婚約指輪と結婚指輪を重ね着けする方が増えています。そのため、婚約指輪を選ぶ際は「長く身に着けること」を考慮することも大切です。たとえば、年齢に関係なく身に着けられるシンプルなデザインであれば、いくつになっても左薬指に婚約指輪と結婚指輪を輝かせることができます。
長く身に着けられる婚約指輪にするためには、「アフターサービス」を確認しておくことも大切です。指の太さは常に一定ではなく、歳を重ねるごとに変わっていく可能性があります。場合によっては、婚約指輪と指のサイズが合わず着けられなくなることも。
その際、アフターサービスとしてサイズ直しを依頼できれば、今の指にフィットするサイズに変更することができ、婚約指輪を問題なく身に着けることができます。
「年齢に関係なく着けられるデザインか」、そして「いざというときにサイズ直しができるか」に重きを置くことで、いつまでも身に着けられる婚約指輪を選びやすくなります。
【+α】彼女に驚きと感動を届ける!婚約指輪の渡し方
一世一代のプロポーズ。何気ない日常の中で結婚を申し込むのもよいですが、いつまでもふたりの記憶に残るようなプロポーズを演出するのも素敵です。
思い出の場所でシンプルに
たとえば、ふたりが出会った場所や初めてデートをした場所、思い出の詰まった場所でプロポーズをするのはいかがでしょうか。「特別な場所に新たな思い出を刻む」というロマンティックな演出のもと、結婚を申し込むことができます。ふたりの軌跡を振り返りながら、婚約指輪を渡してみては?
バラの花束と一緒に
普段、バラの花束をもらうことはあまりないもの。だからこそ、プロポーズの際に婚約指輪と一緒に贈ることで、彼女に驚きと感動を与えることができます。
バラの花束は、本数や色によって意味合いが変わってきます。そのため、プロポーズをする際は前もって「一番何を伝えたいのか」を考えて、その内容に合わせてバラの本数や色を決めるのがおすすめです。
彼女を笑顔にするデザインの婚約指輪を選ぼう
婚約指輪は、永遠の愛を誓った証。一生に一度の特別なものなので、こだわりを持って選ぶことが大切です。まずは、婚約指輪にはどのようなフォルム・デザインがあるのかを知ることから始めましょう。その後、彼女の年齢を踏まえて婚約指輪を選べば、きっと喜んでもらえる指輪を見つけられるはずです。プロポーズを通して彼女を笑顔にするためにも、今回ご紹介した内容を参考に婚約指輪を購入してみてください。
更新日時:2022.06.06