結婚指輪はずっと身に着けていたいという人は多いはず。しかし、気を付けた方がいいシーンもあります。それは温泉やお風呂。指輪の素材によっては温泉やお風呂がNGの場合も……。

 

結婚指輪を身に着けたままお風呂に入るメリット・デメリット

まずは、結婚指輪を着けたままお風呂に入ると、どのようなメリットやデメリットがあるかについて確認しましょう。

結婚指輪を身に着けたままお風呂に入るメリット

お風呂に限らず、常に結婚指輪を身に着けていると、パートナーの存在を常に身近に感じられるというメリットがあります。気持ちが落ち込んでいるときでも、ふと湯船で指に目線がいくと少し前向きになれるかもしれません。
常に指輪を身に着けていることで、紛失しづらく、また結婚指輪を着けて行きたいフォーマルな場で着け忘れがなくなるというメリットもあります。

結婚指輪を身に着けたままお風呂に入るデメリット

結婚指輪を着けている時間が長いと、それだけどこかにぶつけて傷をつけるリスクが増え、また内側に汚れが溜まりがちになります。また、普段から入浴剤を使ってお風呂に入っているという場合や温泉に入る場合は、指輪が変色してしまうかもしれません。

結婚指輪を身に着つけたままお風呂に入る人はどのくらい?

世の中の夫婦はどのくらい結婚指輪を着けっぱなしにしているのか、気になるところではないでしょうか。
ゼクシィの行ったアンケート結果によると、「基本的に着けっぱなしにしている」と回答したのは、妻が64.6%で夫が61.7%といずれも過半数を超えています。世の中の多くの夫婦が、結婚指輪は基本的に外さずに生活しているようです。

結婚指輪の素材について知っておこう

まずは結婚指輪の素材についても知っておきましょう。結婚指輪で多く使用されるのはプラチナやゴールドです。指輪に使用される場合、プラチナやゴールドは硬度を高めたり細工をしやすくしたりするために、別の金属を混ぜるのが一般的です。また、ゴールドの場合は色調を変えるためにも別の金属を混ぜます。その混ぜる金属のことを割り金といいます。

 

プラチナの場合パラジウムや銅、ルテニウムなどを混ぜます。プラチナ・ジュエリーとして認められるのは割り金の割合が15%以下のもの。ちなみにプラチナはPt950、Pt900、Pt850などと表示されますが、これは混ぜる金属の割合を示しています。Pt950はプラチナが95%、割り金が5%、Pt900はプラチナが90%、割り金が10%、Pt850はプラチナが85%、割り金が15%ということになります。

ラザール ダイヤモンド プラチナの結婚指輪一覧

 

ゴールドの場合は銀や銅、パラジウムなどを混ぜます。混ぜる割合を微妙に変化させることにより色調が変わり、イエローゴールド、ピンクゴールド、、ホワイトゴールドなどになります。割り金の割合は25%が一般的。K18という表示は金が75%、割り金が25%という意味になります。

ラザール ダイヤモンド ゴールドの結婚指輪一覧

どんな素材の結婚指輪が温泉やお風呂NGなの?

ここからは、温泉やお風呂では結婚指輪を外したほうがいいかどうかについて、素材ごとにご紹介します。

プラチナの結婚指輪×お風呂で気を付けたいこと

結婚指輪の素材として最も選ばれているのが、純白の輝きを永遠に放つとして古くから選ばれているプラチナです。プラチナの結婚指輪は、基本的には温泉やお風呂に入っても問題ありません。
なお、結婚指輪に使われるプラチナは100%純プラチナではなく、別の金属を5~10%ほど配合したものが多くを占めています。これは、プラチナはとてもしなやかな金属で傷・変形のおそれがあるため他の金属と合わせることで強度を増すためです。この他の金属の影響で、若干、変色の可能性はあるため、購入するジュエリーショップに相談するのが確実です。

宝石があしらわれた結婚指輪×お風呂で気を付けたいこと

結婚指輪に宝石があしらわれている場合、どんな宝石かによって温泉やお風呂に入れるかどうかが変わります。
ダイヤモンドは硬度が高いだけでなく腐食にも強いため、温泉の成分などで変色する心配はありません。ルビー、サファイア、エメラルドも同様です。
一方、パールやトパーズ、オパールは変質や変色が起こりやすい素材のため、結婚指輪に使用されている場合は温泉・お風呂での着用を控えましょう。
どの宝石が変色しにくいかについては、ショップの店員に相談してみるのが確実です。

18金(イエローゴールド)の結婚指輪 × お風呂で気を付けたいこと

華やかな輝きのあるゴールドも、結婚指輪の素材として人気です。ゴールドにもいろいろなタイプがありますが、多くの場合は、温泉やお風呂での着用は避けたほうが無難でしょう。
金もプラチナと同じくしなやかな金属のため、強度を増すために合金にします。金自体は腐食に強く変色のおそれはありませんが、配合する金属によって変色のしやすさが変わります。
一般的に18金と呼ばれているイエローゴールドは、配合素材に銅や銀が含まれ、温泉などでは硫化による変色の可能性があります。

ピンクゴールドの結婚指輪 × お風呂で気を付けたいこと

ゴールドの中でも、ピンクゴールドはやはり気を付けたい素材です。ピンクゴールドの主な配合素材は銅であることが多いため、温泉やお風呂の入浴剤の成分によっては変色してしまう可能性があります。

ホワイトゴールドの結婚指輪 × お風呂で気を付けたいこと

シルバーの輝きが魅力的なホワイトゴールドは、ゴールドの中では比較的安心の素材です。ホワイトゴールドはロジウムメッキのコーティングが施されていることが多く、主な配合素材であるパラジウムは比較的変色に強いためです。なお、衝撃などによりメッキが剥がれてしまうことはあるため、温泉やお風呂に入る際には注意が必要です。

温泉やお風呂での結婚指輪の変色を防ぐにはどうしたらいいの?

指輪に含まれている割り金の種類や割合は基本的には表示されていません。ですから、購入時には店頭で「この指輪をつけたまま、温泉やお風呂に入っても大丈夫ですか?」と確認しておきましょう。

 

ですがショップで大丈夫といわれたとしても、温泉には指輪は外していくのが安心。入浴中は石鹸やシャンプーで手が滑りやすくなっていますので、知らない間に指輪がするりと抜けてしまうことも多いからです。また、岩場の温泉などでは指輪をぶつけて傷を付けてしまう可能性も……。

 

外すとなくしてしまうのが心配という人は指輪用のポーチなどを持ち歩き、外したらすぐにしまう習慣をつけるといいでしょう。いつまでも美しく大切に身に着けたい結婚指輪、温泉やお風呂に入るときには外すのがお勧めです。

結婚指輪を温泉やお風呂でも着けるためには?

基本的には状況に合わせて外すのがお勧めですが、紛失するのが怖い、なるべくずっと着けていたいという場合には、こまめにお手入れを行うようにしましょう。曜日を決める、あるいは毎日などこまめにお手入れを行うことで、汚れを溜め込まず、清潔な状態を維持し輝きを長く維持できるようになります。
また、ジュエリーショップではアフターサービスとしてクリーニングや傷の修復を行ってくれるところもあります。こういったサービスも定期的に利用しましょう。
温泉やお風呂でもずっと着けっぱなしがいい、だけどやっぱり不安があるという場合は、ショップの店員へぜひ相談してみてください。

ラザール ダイヤモンドのアフターサービスについて

まとめ

結婚指輪を着けたまま温泉やお風呂に入る方もいるでしょう。素材によっては変色しにくい素材もありますが、「絶対に変色しない」とは限りません。いつまでも美しい結婚指輪を身に着けるためにも、温泉やお風呂に入る際は外すのが無難です。

更新日時:2024.01.15