貰ったときはぴったりだった婚約指輪(エンゲージリング)。時間の経過による体型の変化や、その他の理由により、サイズ調整が必要になることがあります。指輪が「ゆるい」「きつい」と感じたときは、ショップでサイズを調整してもらいましょう。今回は、婚約指輪のサイズ直しが必要になるタイミングや、サイズ直しが難しいデザインなどをご紹介します。また、修理に必要な期間や費用についてもまとめているので、ぜひご参考にしてください。
■サイズ直しとは?
指輪のサイズを、今の指の状態に合わせて調整するのがサイズ直しです。
ゆるいリングは何かの拍子に指から外れて紛失してしまったり、きついリングは着け心地が悪くなったりするため、次第に身に着けなくなります。
指輪のサイズが合わないと感じたときは、できるだけ早いうちに調整すると良いでしょう。
多くの場合、指輪のデザインに干渉しない一部分をカットして行われます。ゆるい場合は指輪を削り、きつい場合は素材を継ぎ足します。デザインや工法によっては切らなくても調整できる場合もあるので、購入されたショップへご相談ください。
サイズ直しの際、婚約指輪を切ってしまうことから「縁起が悪いのでは?」と思う方もいますが、ゆるかったりきつかったりする指輪を着用し続けるのは望ましくありません。また、サイズ直しはもう一度つなぎ直すので、「再び縁を結ぶ」と捉えることもできます。
サイズ直しは、婚約指輪を購入したショップで依頼するのがおすすめです。ブランドによって対応内容が変わるので、購入前にアフターサービスの内容を確認しておきましょう。
■婚約指輪のサイズ直しが必要になる主なタイミング
婚約指輪のサイズ直しが必要になる主なタイミングには、「サプライズプロポーズのあと」「指のサイズが変わったとき」「婚約指輪を子どもに引き継ぐとき」が挙げられます。
サプライズプロポーズのあと
サプライズプロポーズは、パートナーに気づかれないように婚約指輪を購入するため、正しいサイズがわからない場合があります。その結果、婚約指輪がゆるかったりきつかったりしてサイズ直しが必要になることも。
過去にペアリング等を購入したことがあれば、そのときと同じサイズを選べば良いと思われるかもしれませんが、サイズが変わることもあるため注意が必要です。
指のサイズが変わったとき
婚約指輪を長年身に着けていると、その間に体型が変化することもあります。婚約指輪を着けていて「ゆるい」「きつい」と感じたときは、サイズ直しのタイミングと言えます。
ただし、一時的なむくみによって「きつい」と感じる場合もあるため、すぐにサイズ直しをするのではなく、しばらく様子を見ておくと良いでしょう。
婚約指輪を子どもに引き継ぐとき
サイズ直しのタイミングには、婚約指輪を子どもに引き継ぐときも挙げられます。せっかく引き継がれた婚約指輪も、サイズが合わないと身に着けられず、しまったままになってしまうかもしれません。婚約指輪を引き継ぐ際にはサイズを確認して、必要があれば事前にサイズ調整をしてもらうのがおすすめです。
■サイズ直しが難しい主なデザイン
リングのデザインや工法によってサイズ直しが難しい場合や、そもそもサイズ直しができない場合もあります。例えばフルオーダーの特殊なデザインや、メレダイヤがぐるりと一周するパヴェ、エタニティなどが挙げられます。
ラザール ダイヤモンドでは、サイズ直しができないデザインの場合、リングの交換対応を行っています。サイズ直しを諦める必要はないので、安心して婚約指輪を身に着けることができます。
■サイズ直しにかかる期間と費用
サイズ直しを依頼する場合、ショップに預けてサイズ調整をしてもらうことになります。そこで以下では、サイズ直しにかかる期間をご紹介します。また、気になる費用についてもまとめているので、ぜひご参考にしてください。
サイズ直しにかかる期間
一般的に、サイズ直しには、1ヶ月程度かかります。ただし、ショップによってサイズ直しにかかる期間が異なるため、依頼する際は納期を確認しておくことが大切です。
もし「顔合わせ食事会や結納で婚約指輪をお披露目したい」という場合は、当日までに間に合うよう早めにサイズ直しを依頼するようにしましょう。
サイズ直しにかかる費用
サイズ直しにかかる費用は、「使用している素材の種類」「サイズを小さくするのか・大きくするのか」「どこに依頼するのか」などによって異なります。サイズを大きくする場合は金属を追加するため、さらに費用がかかる可能性があるでしょう。
婚約指輪を購入したショップであれば、アフターサービスにより無料で対応してもらえることもあります。そのため、サイズ直しをする際は婚約指輪を購入したショップに依頼するのがおすすめです。
ただし、2回目以降のサイズ直しはリングの強度が弱くなってしまう可能性もあるため、事前に確認しておきましょう。
■そのほかのお悩み解決法
「指輪が歪んだ」「地金がくすんで以前のような輝きがない」「ダイヤモンドがグラグラして外れそう」という場合も調整が可能です。まずは婚約指輪を購入したショップに相談してみてください。
歪み
うっかり指をぶつけたときなど、毎日身に着ける指輪だからこそ、思わぬ衝撃で指輪が歪んでしまうこともあります。指輪が歪んでしまった場合は、真円に戻す調整をします。歪みのレベルにもよるので、詳しい修理の内容はショップのスタッフに相談しましょう。
くすみや細かなキズ
「地金がくすんでしまった」「ダイヤモンドが以前のように輝かない」という場合は、クリーニングがおすすめです。自宅でのお手入れでは難しい、ダイヤモンドに付着した汚れも綺麗にしてくれます。また、地金についてしまった微細なキズは目立たなくなります。
ダイヤモンド外れ
グラグラしてダイヤモンドが外れそうになったら、ダイヤモンドを留める爪を調整してもらいましょう。大切なダイヤモンドが外れてしまう前に対応するためにも、定期的なメンテナンスをおすすめします。外れてしまった場合には、ダイヤモンドとリングをショップに持ち込めば留め直してくれます。
■ラザール ダイヤモンドのアフターサービス
ラザール ダイヤモンドでは、サイズ直しはもちろん、歪み、くすみ、ダイヤモンドが外れた場合の石留めにも対応しています。アフターサービスが万全なので、購入したリングを安心して長く身に着けることができます。
婚約指輪はずっと身に着ける大切な指輪なので、購入する前にアフターサービスの内容を必ず確認しておきましょう。
■まとめ
婚約指輪は結婚指輪と重ね着けすることができますし、左手薬指に結婚指輪だけを着けたい場合は、婚約指輪を右手薬指に着けて楽しむこともできます。
しかし、長く身に着けていると婚約指輪のサイズが合わなくなることがあります。その場合は、サイズ直しでぴったり合うサイズに調整してもらうと良いでしょう。
婚約指輪のデザインや素材、工法によってはサイズ直しが難しいこともあるので、ショップのスタッフに相談しながら購入するのがおすすめです。
更新日時:2024.01.15