ストーン、アームのデザイン、彫刻など、結婚指輪は自分達の満足いくデザインにしたいものです。アームの加工方法で一般的なのは鏡面仕上げですが、「つや消し」という加工方法も人気を集めています。つや消しという加工方法の特徴とメリットを知り、結婚指輪のアーム選びの参考にしましょう!
マットな輝きがずっと続く! つや消しのメリット
つや消し加工とは、アームの表面を磨き上げずに細かな凹凸をわざと刻む方法のことです。わざと凹凸を残すことで、光が乱反射して鈍く輝きを放ちます。マット仕上げ、梨地仕上げとも呼ばれ、主張しすぎない落ちついた指輪に仕上げることができるのが特徴です。つや消し加工と言っても加工方法は1つではなく、ブラシで表面に傷を付ける方法やコンプレッサーによる研磨加工など、加工方法によって仕上がりも変わってきます。つや消し加工のメリットに挙げられるのは、以下のようなものです。
- 鏡面加工より傷が目立ちにくい
- デザインが派手でも落ちついた印象になる
- 指に馴染み易い
- 重ね付けなど、他の指輪との相性が良い
- 光の反射をあえて抑えることで、悪目立ちしない高級感が出る
つや消し加工はダイヤモンド粒子を付ける加工や、鏡面加工との中間の荒さにできるなどさまざまなアレンジがあります。
アームデザインで鏡面加工を考えていた人も、つや消し加工を視野に入れてみるとデザインの幅が広がるかも知れませんよ。
つや消し加工のオススメデザイン4つ
・つや消し×ゴールド素材
ゴールドのアームは、ストーンや彫刻をプラスすると派手な印象になりがちです。デザインとしては可愛くても、普段使いには向かないと感じる人も多いでしょう。つや消し加工は光を鈍く反射するので、ゴールド素材の派手さをしっかりとカバーします。太めのアームで大きなストーンをあしらうのもオススメです。
・つや消し×鏡面
アームの再度部分を鏡面、中心部分をつや消し加工するなど、鏡面とコラボレーションさせるデザインもオススメです。真ん中に溝を作り上下で加工方法を分けるのも良いでしょう。ストーンを使わないデザインでも、アームの加工に違いがあれば存在感のある結婚指輪に仕上げることができます。
・つや消し×彫刻
つや消し加工は、表面にカーブを付けずに平面仕上げにするケースも多いです。その部分に文字やロゴ、ハートなどを彫刻するのもオススメです。彫刻内容を二人だけのマークやメッセージにすれば、世界に一つだけの指輪にできますよ。
・つや消し×ミル打ち
アンティーク調の結婚指輪にしたいのであれば、つや消し加工にミル打ちをしてみてはいかがでしょうか。シルバーやゴールド、ブラックコーティングを施して真ん中に鏡面のラインを入れるなど、一見ブラックコーティングの指輪に見えるけど実は凝っている、というデザインもオシャレですよね。ミル打ちの指輪はネックレスとしても充分オシャレになるので、普段は仕事で指輪ができないという男性にもオススメです。
つや消し加工は、派手な素材やデザインと組み合わせると落ちつたレトロな印象に変えることができます。「せっかくだから好きなデザインにしたいけど、普段使いがしにくい……」と考えているなら、アーム部分をつや消しにするだけでモダンな結婚指輪にできるかもしれません。使い勝手やデザイン性もバツグンなつや消し加工、ぜひチョイスしてみてください。
更新日時:2020.12.08