結婚式は、二人の愛の誓いを神様や親族、友人の前で行う神聖な儀式です。大切な儀式だからこそ、式の中には守らなければならない手順などの作法があります。中でも、二人にとって愛の形をお互いに着ける指輪交換は、順序をしっかりと守らなくてはいけない重要な場面。正しい順序と、指輪交換を盛り上げるための演出方法を知り、思い出に残る結婚式にしましょう。

 

正しい指輪交換の順序とは

指輪交換の由来にはいろいろな説がありますが、その中でも特に有名なのが「永遠を意味する途切れない輪の交換」と「家同士の繋がりを交える信頼の証」の2つです。それぞれ、気持ちだけではなくお互いの人生をかけて誓いを交わすという意味に繋がるので、結婚の儀式のなかでも大きなイベントだと言えるでしょう。そんな指輪交換の順序は、以下の方法で行われます。

 

1. 指輪が運ばれてくる

 
教会での結婚式は牧師、神前式の場合は神官や巫女と、結婚式を挙げる会場の関係者が持ってくるのが一般的です。ジュエリーボックスや木箱など、入れ物は演出によって変えることができます。

 

2. 新郎新婦が向かい合う

 
新婦は、手袋やブーケなどの小物を預け、指輪交換のために向かい合います。

 

3. 新郎が指輪をはめる

 
最初は新郎から指輪を受けとり、新婦の左手の薬指に指輪をはめます。片手で手を支えながら、もう片方の手でゆっくりと押し込むのが一般的です。

 

4. 新婦が指輪をはめる

 
続いて新婦が指輪をはめます。新郎同様、指輪を落とすことのないよう丁寧にはめます。
この後、教会であれば誓いのキスを、神前式であれば誓いの言葉を述べる儀式に映ります。本番前にリハーサルをする場合がほとんどなので、不安な点があったら何度か練習しておくと良いでしょう。

 

リングベアラーを使ったオススメ演出法

リングベアラーを使ったオススメ演出法

指輪交換の際に、牧師や神官ではなくリングベアラーに指輪を運んでもらう演出方法もあります。一般的には3~8歳程度の小さな子供に運んでもらいますが、友人やペットなど、事前に伝えておけばどんな人やものに運んでもらっても問題はありません。ここで、リングベアラーを使ったオススメ演出方法を紹介します。

 

・ミニ新郎新婦

 
ドレスとスーツ姿のミニ新郎新婦に指輪を運んでもらう演出方法です。指輪は一つずつ運んでもらい、よく見たらミニ新郎新婦の手にもおもちゃの指輪が……という演出もオススメ。親戚の子どもに頼んでやってもらうと、親御さんにとっても大切な1日になること間違いなしです。

 

・カントリーワゴン

 
ドレスを着た子どもをカントリーワゴンに乗せて運んできてもらうという方法です。ワゴンを引く役目を愛犬などに頼んでも、一生に一度の思い出になるでしょう。ジュエリーケースもウッドボックスにしたりと、細部にまで凝った演出をオススメしてみてはいかがでしょうか。

 

・動物に頼む

 
愛犬はもちろん、ネコやウサギ、フクロウなどの動物の首輪にリングを付けて運んできてもらうのもオススメです。事前に練習をしておけば、しっかりと成功させてくれるでしょう。ちょっとしたハプニングも、その場が和むキッカケになるので良い思い出になるはず!

 

指輪交換は、結婚することを形に残すので一生の思い出になることでしょう。自分達の望む演出を形にして、幸せの詰まった指輪交換を行ってください。

更新日時:2020.12.08