彼からのプロポーズを受けた後に、両親に報告して了承を得る「結婚報告」。その際のマナーや、ルールにはどのようなものがあるのでしょうか?さらに、職場の方や、友人への報告はどのようなタイミングですれば良いのでしょうか?今回は、結婚報告のマナーについて、詳しくご紹介します。
■誰にどんな風に伝えるの?結婚報告の順番
ふたりの間で結婚が決まったら、まずはお互いの両親に報告を。結婚は男性の籍にはいるのが一般的なので、先に女性の親。次に男性の親に報告を。次は職場の上司に報告しましょう。今後の働き方の希望も伝えておくと◎。結婚式の予定が決まっていて招待する場合はこのタイミングでお知らせしておきましょう。最後に、友人へ報告。結婚式に招待する場合は、直接会ってお願いしましょう。遠方の友人は電話でも構いません。
■親への報告ルール
親への挨拶はまず、女性の家に行くのが一般的です。最近では、順序を気にしない地域もあるようですが、礼儀を守った方が彼の印象もアップ。次に男性の家を訪問しましょう。時期は結婚が決まってすぐ。ふたりで具体的に挙式など今後のスケジュールも相談してから訪問すると良いでしょう。
また、実家だからと言って突然訪問せず、事前に一報を入れてから訪問するのがマナー。男性は襟付きのシャツ、女性はワンピースなど、清潔感のある服装で。男性は髭を剃りましょう。カジュアルな服装は基本的にNG。手土産も必ず持参しましょう。
■職場での報告ルール
職場では、最初に直属の上司に報告しましょう。仕事の忙しい時期を避けて、ゆっくり話せる時間を取ってもらいます。結婚式の日程や新婚旅行の日程もこの時に相談しておくと◎。同時に会社の就業規則も読んでおくと良いでしょう。派遣社員の場合は、まず派遣会社に。次に派遣先の上司に報告するとスマートです。
次に、会社の先輩に報告。最後に同期に報告すると良いでしょう。上司がみんなの前で、結婚報告の機会を設けてくれることもあるので、上司の指示に従うとスムーズです。時期は結婚式の3ヶ月前までには済ませておきたいもの。結婚披露宴で、スピーチや余興を頼みたい場合は早めに相談しておきましょう。
■友人への報告ルール
仲の良い友人には、直接会って伝えると良いでしょう。子育て中で忙しい友人や、遠方の友人には電話で報告を。最近はメールやSNSも人気ですが、複数人にお知らせするのは失礼です。せっかくの嬉しい報告も一斉メールだと、友人たちも悲しい思いをしてしまうはず。どうしても連絡がつかない場合は、あくまで個人に宛ててメールで伝えるのがマナーです。
■招待状を出すときのルール
結婚の報告が終わった後は、ゲストへ招待状を出します。必ず呼びたい人をリストアップして、人数を調整しましょう。まず最初に口頭か電話で出席の打診をし、招待状をお送りします。招待状をお送りする場合は、専用の慶事用切手があるので、郵便局で購入しておきましょう。
・親族
昔は新郎のゲストを多めに呼ぶというルールがありましたが、最近は価値観の多様化でこだわりがなくなってきています。両家のバランスがちょうど良いくらいになるようにご招待しましょう。親族への連絡は両親にお願いするのがスマートです。
・上司
以前は上司を呼ぶのが当たり前でしたが、最近は呼ばずに、報告だけするカップルも増えているとか。結婚式の規模や、今後どのようにお付き合いをしたいか考えて決めるのが良いでしょう。お呼びする場合、招待状は必ず手渡ししましょう。
・招待状が返ってこない場合
招待状をお送りして返事が返ってこない場合は、挙式の1ヶ月前を目処に連絡をしてみると良いでしょう。
結婚報告を会社にする際の注意点
>>慎重に誠実に!会社に結婚の報告をする時のマナー
更新日時:2020.12.17