神聖な光に包まれたチャペルの長いバージンロード。挙式でウエディングベールをふわりなびかせて歩く花嫁姿に憧れている方も多いのでは?ウエディングベールには、長さや種類、素材によって雰囲気が異なります。そこで今回はウエディングベールの種類や素材について詳しくご紹介します。
 

■ウエディングベールの持つ意味

チャペルでの挙式の時に、新郎が花嫁のベールを上げてキスする瞬間は特に印象的なシーン。ウエディングベールは、チャペルでの挙式の時に身に着ける花嫁の必須アイテム。レースやオーガンジーなどの薄い布で、顔や頭をすっぽり覆い隠すようなデザインです。

その歴史は古く、古代ローマ時代に花嫁を邪悪なものから守るために作られたのだとか。また、新郎が誓いのキスの前に、花嫁のベールを上げるベールアップには、「ふたりの間の壁が取り払われる」という意味が込められています。このことから、カップルの絆を結ぶセレモニーにふさわしいウエディングアイテムということがわかりますね。
 

■ウエディングベールの種類

チャペル式には欠かせないウエディングベールには、大きく分けて「長さ・素材・デザイン」によって個性が異なります。

<長さ>

 

・ロング

 
背丈ほどの長さで存在感があるので、荘厳なチャペルに映えるウエディングベール。ゆっくり引きずりながら、バージンロードを歩く姿は圧巻!レースや刺繍が入るとより一層豪華な印象になります。昔憧れたお姫様みたいな花嫁になりたい方にぴったりです。

・ミディアム

 
軽やかなミディアムは合わせやすいウエディングベール。お尻をすっぽり覆うくらいの丈の長さです。ドレスのデザインに主張がある場合はこちらを選ぶと相性が良いでしょう。

・ショート

 
二の腕くらいの丈の長さで元気な印象になるショート。最近人気の丈が短いドレスや、ガーデンパーティなどにもおすすめ。ヘアアクセサリーをプラスすると個性的な表情も引き出せます。

<素材>

 

・ふわっとした素材

 
チュールやオーガンジーなど空気をたくさん含んでふんわりとなびくベール。花嫁の指名ナンバーワンの定番アイテムです。

・サラッとした素材

 
シフォンやジョーゼットなどしなやかな素材のベールは、自然体の花嫁にぴったり。ボリュームが出過ぎないので軽やかに纏えます。

・上質なツヤ感のある素材

 
シルクのベールは上質なツヤ感が魅力。エレガントな印象にまとまります。また、ベースは他の素材で、ツヤのあるサテンのリボンが付いたベールも高級感が出て◎。

<個性的なデザイン>

 

・フェイスアップベール

 
顔の前にベールを垂らして使うウエディングベール。長方形の大きな布を折り返して作られています。チャペル式で結婚式を行う場合に身につけることが多いベール。

・マリアベール

 
聖母マリアを思わせる神秘的なベール。フェイスアップベールと違い、折り返さずそのままかぶります。そのままではベールアップが難しいことが難点ですが、ヘアメイクさんと相談しながらちょうど良い場所にセットすることも可能です。縁にレースがたっぷり入ることで顔まわりが華やかになり、クラシカルな雰囲気が出ます。
 

■ドレス&お悩み別、おすすめのウエディングベール

ベールとドレスの相性は切っても切れないもの。一般的に、裾の長いロングトレーンのドレスには、ロングベール。個性的なドレスにはミディアムベール。短い丈のドレスにはショートベールが似合います。また、背が高い人はロングベール、背の低い人はショートベールだとバランスが取りやすいとされています。また、二の腕がきになる人は、ミディアムベールを着けると目立たずスッキリ見えます。ただし、実際にはドレスの素材や雰囲気。身に付けたいヘッドアクセサリーとの相性もあるので、試着して決めるのがおすすめです。

更新日時:2020.12.08