イギリスのウェディングには結婚式にまつわる様々な言い伝えがあります。今回は、そんなブライダルにまつわる幸福のジンクス「サムシングフォー」をご紹介します。
■幸福のジンクス「サムシングフォー」
結婚式の当日に花嫁が身につけると幸福になると言われているアイテムの総称が「サムシングフォー」です。
その1:Something Old(サムシングオールド)
「何か古いもの」という意味のSomething Old(サムシングオールド)。
家族の絆を象徴するもの。おばあさんやお母さんが身につけていた物を受け継いで身につけます。
婚約指輪のダイヤモンドを代々受け継いだり、ジュエリーや宝石が主流ですが、イギリスでは、ドレスであることも多いとか。
その2:Something New(サムシングニュー)
「何か新しいもの」という意味のSomething New(サムシングニュー)。
これから始まる新しい生活を象徴するもの、新品の物を身につけます。
ウエディングドレスやパンプスなど、結婚衣裳まわりのアイテムが多いようです。
その3:Something Borrowed(サムシングボロード)
「なにか借りたもの」という意味のSomething Borrowed(サムシングボロード)。
幸運のおすそ分けを象徴する、人からの借り物を身につけます。
先に結婚した友人のベールや、ハンカチなどの小物類が主流です。
その4:Something Blue(サムシングブルー)
「なにか青いもの」という意味のSomething Blue(サムシングブルー)。
花嫁の純潔を象徴する、青い色のアイテムを身につけます。
イギリスでは、青い色のアイテムは人の目につかないように身につけるのが良いとされていて、ガーターベルトにブルーのリボンを結んだりします。
■「サムシングフォー」の由来
“なにかひとつ古いもの、なにかひとつ新しいもの、なにかひとつ借りたもの、なにかひとつ青いもの、そして靴の中には6ペンス銀貨を”という「マザー・グース」の詩が由来です。イギリスでは古くからこの言い伝えが取り入れられてきました。
日本では、特に「Something Blue(サムシングブルー)」のアイテムを取り入れるのが人気です。昔から、青は誠実さや幸福を呼ぶ色として大切にされてきました。ブーケにブルーのお花を選んだり、装花のカラーテーマをブルーにするなど、演出にプラスしても素敵ですね。
更新日時:2020.12.10