結婚は一生の中でも大きなイベント。そして、結婚指輪や婚約指輪は一生の思い出に残る大切な買い物です。虹色の輝きに憧れて、ダイヤモンドをあしらった結婚指輪や婚約指輪を選ぶ方は多いのではないでしょうか。でも、ダイヤモンドには人工的に作られた模造品があることをご存知でしたか?今回は、天然ダイヤモンドと模造ダイヤモンドの見分け方についてご紹介します。
■人工的に作られた模造ダイヤモンドの種類
長い年月を経て地球の内部で生成された天然ダイヤモンドとは異なり、人工的に作られた模造ダイヤモンドの歴史は比較的浅く、1980年代頃から生産が始まったと言われています。人工的に製造されていますが、近年、製造技術の向上により天然ダイヤモンドと模造ダイヤモンドを見分けることは難しく、専門的な機材を使用して判別が可能となります。
・モアッサナイト
ダイヤモンドとほぼ同等の硬度を示す天然の鉱物。モアッサナイトは天然のものもありますが、希少であるため、流通しているものはほとんど人工石なのだそう。その硬度を生かして、工業用としても使われています。
・キュービックジルコニア
屈折率や硬度、その見た目がダイヤモンドに非常によく似た人工石。色は無色透明ですが、ピンクやグリーンなど色をつけたものもあります。価格は天然ダイヤモンドに比べると安価。このコラム内で紹介している模造ダイヤモンドとは、この「キュービックジルコニア」を指しています。
■天然ダイヤモンドかどうか見分けるのは困難
その見た目から天然ダイヤモンドかどうかを見極めることは難しいのが事実です。結婚指輪や婚約指輪は一生に一度だけ購入する大切な宝物。信頼できるダイヤモンド専門店やブランドで購入することをおすすめします。
■キュービックジルコニアとの見分け方
結婚指輪などの大切なジュエリーは、信用できるダイヤモンド専門店やブランドで購入するのが安心ですが、一般的に、天然ダイヤモンドかどうかの見分け方は、以下のような方法があると言われています。
・重く感じる
キュービックジルコニアは天然ダイヤモンドに比べると密度が高く、重いため、同じ大きさの天然ダイヤモンドとキュービックジルコニアを手のひらに乗せてみると、キュービックジルコニアの方が重く感じるそうです。
・キュービックジルコニアには内包物がない
天然ダイヤモンドは地面の中で時間をかけてゆっくり作られます。その過程で、不純物が混ざってしまうもの。キュービックジルコニアは人工的な環境下で作られているため、不純物が混ざることがありません。そのため、天然ダイヤモンドと比較すると、輝きが同一で、不自然なほどの眩い輝きと感じることもあるようです。
・息を吹きかける
天然ダイヤモンドは熱伝導率が高いため、息を吹きかけて表面が曇ってもすぐに元の状態に戻ります。曇った状態がしばらく続くようなら、それはキュービックジルコニアだといえるでしょう。
■ダイヤモンド購入時に気をつけること
1. 信頼できるショップで購入
ダイヤモンドの結婚指輪や婚約指輪は、ブライダルジュエリー専門店やダイヤモンド専門店、信頼できるブランドから購入しましょう。
2. 品質証明書や鑑定書を確認しましょう
通常、一定カラット以上の天然ダイヤモンドには、品質証明書や鑑定書が付帯されます。ダイヤモンドを留めた婚約指輪やジュエリーをする際は、どのような書類がついてくるのか確認するのも良いでしょう。
鑑定書は「ダイヤモンドグレーティングレポート」と呼ばれ、Carat、Color、Clarity、Cut、それぞれの頭文字を取って4Cと呼ばれるダイヤモンドの評価基準に従い、評価された内容が記載されます。
現在、日本には複数の鑑定機関のグレーティングレポートがあるので、ショップでどの鑑定機関のグレーティングレポートがつくのか確認してみるのも良いでしょう。ラザール ダイヤモンドでは、最高水準のカッティング技術を持つ世界的なブランドとして、ダイヤモンドが、光沢、きらめき、輝きのバランスなどについて裁量の状態になるようにカッティングされたものであることを保証し、ラザール・キャプラン・インターナショナル社からの品質証明書が発行されます。
更新日時:2024.07.24