婚約指輪には欠かせないダイヤモンド。実はさまざまなカットの方法があることをご存じでしょうか?

この記事では、ダイヤモンドのカットやその種類についてご紹介します。

4Cで評価されるダイヤモンドのカットって?

ダイヤモンドのカットの種類を一挙ご紹介!_2

ダイヤモンドの価値を判断する一つの基準に4Cがあります。4Cとはカラット(重さ)、カラー(色)、クラリティ(透明度)、カットのこと。このうちのカットは唯一人の手によるもので、カットの良し悪しは、ダイヤモンドの輝きに大きな影響を与えます。

理想的にカットされたダイヤモンドは入射光を内部の面で反射し、輝きをさらに増しながら光を上面のファセットに放つことで美しい輝きを生み出しているのですが、大きさだけを重視したカットは、ダイヤモンドの側面や底から光が漏れてしまうため、原石が秘めた輝きを最大限に発揮できません。その理由により、ダイヤモンドの輝きにはカットが最も大切だと言われます。

鑑定機関では、ラウンドブリリアントのカットの品質を、エクセレント、ベリーグッド、グッド、フェアー、プアーの5段階で評価します。

ダイヤモンドの輝きを引き出すラウンドブリリアントカット

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婚約指輪に留められていることが多いダイヤモンド。その美しい輝きに魅了されますが、実はダイヤモンドは原石の状態だとあまり輝きません。ダイヤモンドを輝かせるためには、カットして研磨することが必要なのです。

宝石のカットはファセットカットとカボションカットがありますが、ダイヤモンドには表面に小さな面をたくさん付けるファセットカットが用いられます。ファセットカットにはブリリアントカットとステップカット、ミックスカットの3種類があり、主流はブリリアントカットです。

ブリリアントカットのなかでも最も多く用いられるのが、ダイヤモンドの輝きを引き出すとされるラウンドブリリアントカットです。

ダイヤモンドのカットの種類

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ここでは、ダイヤモンドのカットの種類(シェイプ)を詳しくご紹介します。

ブリリアントカット

ブリリアントカットにはラウンドのほか、「オーバルカット」「ペアシェイプ」「マーキースシェイプ」「ハートシェイプ」などがあります。

オーバルカット

オーバルカットは、ダイヤモンドを楕円形にしたカット方法です。表面積が大きくなるため、指輪に留めると存在感があるのが特徴で、上品でゴージャスな雰囲気を演出し、手元を華やかにします。

ペアシェイプ

ペアシェイプは、ペア=洋ナシのような形をしていることから名付けられました。ティアドロップ型(涙のしずく)のカット方法で片方の先端が細くとがっており、もう片方が丸みを帯びているため、ペアシェイプのダイヤモンドを留めた指輪を身に着けることで、指を細長く見せ、ダイヤモンドが大きく見えると言われており、ゴージャスな雰囲気を演出してくれるのが魅力です。

マーキースシェイプ

マーキースシェイプは、ラグビーボールのような形をしたカット方法です。複数のダイヤモンドをセットすることで、花びらや葉っぱなどの形をデザインすることもできます。マーキースシェイプは主張しすぎないため、サイドに留めるとメインのダイヤモンドを一層引き立てて美しく見せることができるでしょう。

ハートシェイプ

ハートシェイプは、ハートの形をしたカット方法です。ハートシェイプのダイヤモンドを留めた指輪を身に着けることで、フェミニンな印象を演出できます。

ステップカット

ステップカットは、宝石を横から見るとファセットが階段状になっているのが特徴のカット方法です。そんなステップカットには、「エメラルドカット」「スクエアカット」「バゲットカット」「アッシャーカット」「テーパーカット」などがあります。

エメラルドカット

エメラルドカットは、緑の宝石であるエメラルドをカットするために生み出されたカット方法と言われています。ほかのカットと比べてファセット数が少なく、長方形の形をしており、透明感のある輝きを楽しめるのが魅力です。

スクエアカット

スクエアカットは、縦と横の長さが同じ正方形のカット方法です。ファセット数が少ないため、ダイヤモンドの輝きは強くないものの、透明度を楽しむことができます。

バゲットカット

バゲットカットは、長方形のフォルムをしたカット方法です。一見するとエメラルドカットと似ていますが、その違いは角の有無です。エメラルドカットは角を削って丸みがありますが、バゲットカットは角を残すためシャープな印象に仕上がります。

アッシャーカット

アッシャーカットは、エメラルドカットを正方形にしたカット方法です。スクエアカットは角が削られていないのに対して、アッシャーカットは角が丸みを帯びているのが特徴です。

テーパーカット

テーパーカットは、「傾く」という意味があり、細長い台形のフォルムをしたカット方法です。テーパーカットのダイヤモンドを複数並べることにより、美しいラインが生まれます。

ミックスカット

ブリリアントカットとステップカットを組み合わせたものがミックスカットです。基本的には、上部がブリリアントカット、下部がステップカットになっています。

プリンセスカット

プリンセスカットはステップカットのような四角い形をしていますが、ファセット(面)が非常に多いのが特徴です。光を受けると強く輝くため、ダイヤモンドの煌めきを楽しむことができます。

まとめ

さまざまなカットがあるダイヤモンド。カットの違いにより、同じソリテールでも印象が全く異なります。おふたりの愛の証しとなる婚約指輪ですから、ダイヤモンドのカットにも注目してお気に入りを選んでださい。

なお、ラザール ダイヤモンドでは、婚約指輪の王道として人気が高いラウンドブリリアントカットのみを取り扱っており、そのダイヤモンドは「アイディアルメイク」と呼ばれています。アイディアルメイクは、原石の可能性を最大限に引き出す理想的なプロポーションとして広く知られ、エクセレントの数値をさらに狭い範囲で設定しています。

ブランド創始者でカッティングの魔術師と言われたラザール・キャプランは、彼の従兄弟で数学者のマルセル・トルコフスキーが考案した数学的理を基に、ダイヤモンドが7色に輝く理想的なプロポーション、アイディアルメイクをカッティングによって実践しました。ラザール ダイヤモンドのセンターストーンは全てこのアイディアルメイクでカットされています。美しい輝きを放つダイヤモンドをお求めの方は、ぜひラザール ダイヤモンドをご利用ください。

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更新日時:2024.12.10