婚約指輪は、プロポーズの際に欠かせないアイテムとして定着しています。しかし、昨今はプロポーズのあとにふたりで婚約指輪を選ぶカップルも増えてきています。これにより、「プロポーズ時に婚約指輪は必要なのか」と悩む方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、婚約指輪とプロポーズリングの違いや婚約指輪を用意するタイミング・渡し方などをご紹介します。愛するパートナーへのプロポーズを控えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
婚約指輪(エンゲージリング)とは?プロポーズリングとの違い
婚約指輪と似たようなものにプロポーズリングがあります。こちらでは、婚約指輪とプロポーズリングの違いについてご案内します。
婚約指輪(エンゲージリング)とは
婚約指輪とは、結婚の約束を象徴する特別な指輪です。代表的なデザインには、センターに一粒のダイヤモンドが輝く「ソリテール(ソリティア)」や、サイドに小さなメレダイヤモンドがあしらわれた「サイドメレ」などのデザインがあります。
婚約指輪は婚約期間中だけでなく、結婚後も身に着けることができます。
プロポーズリングとは
プロポーズリングとは、あとで一緒に婚約指輪を選びたいという理由から、仮で用意されるリングのことです。婚約指輪のように身に着け続けることよりも、プロポーズ自体を成功させる(演出する)ことを目的に用意する方が多い傾向にあります。目的の違いなので、プロポーズリング=婚約指輪、と考える方も多いようです。
婚約指輪(エンゲージリング)の由来と特徴
そもそも、なぜプロポーズの際に婚約指輪を贈る風習が根付いたのでしょうか?
婚約指輪の起源は、紀元前1世紀の古代ローマ時代にまで遡ります。この当時は、パートナーと婚約を結ぶ際にその誓いとして鉄の輪を贈っていたそうです。これが現在の婚約指輪のはじまりとされており、2世紀ごろには金の指輪が作られ、恋人の証として男女ともに身に着けるようになったと言われています。
婚約指輪を左薬指に着ける理由には、古代エジプトの「左薬指には心臓につながる血管が通っている」という考え方が大きく関係しています。心臓は人の感情を司るとされていたことから、永遠の愛・結びつきの願いを込めて、左薬指に婚約指輪を着けるようになったそうです。
こうした素敵な歴史がある婚約指輪の特徴といえば、やはりダイヤモンドがあしらわれていること。なぜダイヤモンドかと言うと、「永遠の絆」という意味が込められているためです。永遠の愛を誓った証である婚約指輪にふさわしい宝石だと考えられ、婚約指輪にダイヤモンドをあしらうことが定着していったと言われています。
婚約指輪(エンゲージリング)の価格相場
婚約指輪を渡す場合、どれくらいの価格の指輪を購入すれば良いか悩んでしまうこともあるかもしれません。その場合は、どのぐらいの価格帯が多く選ばれているのかを参考にするのも一案です。
「ゼクシィ 結婚トレンド調査2023調べ」によると、婚約指輪の平均価格は43.3万円という結果になっています。詳細を見ていくと、もっとも多かったのは30〜40万円未満の31.4%でした。次いで20〜30万円未満の17.7%、50〜60万円未満の15.9%と続きます。一昔前までは「婚約指輪は給料3ヵ月分」と言われていましたが、昨今はその考え方を意識している方は少なく、30万円~40万円ほどで購入している方が多いようです。
婚約指輪(エンゲージリング)を用意するタイミングと渡し方
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では、プロポーズをするにあたり婚約指輪はいつ用意して、どのように渡すのが望ましいのでしょうか。
婚約指輪(エンゲージリング)を用意するタイミング
婚約指輪をプロポーズの際に渡す場合は、プロポーズの1ヵ月ほど前には購入をするのがベストです。なぜなら、購入してから作製するのに1ヵ月は必要で、既製品であった場合でも、サイズ調整や刻印を入れる場合は2~3週間ほど期間が必要なためです。フルオーダーの場合は2~6ヵ月ほど時間を要することもあります。年末年始などの長期休暇を挟む場合は作製納期が延びることもありますので、婚約指輪の購入を検討される方は早めにショップへ確認すると良いかもしれません。
ラザール ダイヤモンドでは、一部短い納期で作製ができる婚約指輪のご用意もあります。急いで手元に用意をしたい方は一度店舗へご相談ください。
婚約指輪(エンゲージリング)の渡し方
こちらでは、プロポーズの際に渡す場合の代表的なパターンをご案内します。
サプライズで渡す
婚約指輪をサプライズで渡す方法には、例えば「花束に忍ばせる」というものがあります。プロポーズの言葉とともに花束を差し出し、その花束の中に婚約指輪を忍ばせておけば、それを見つけたパートナーは驚き、そして喜びと感動に包まれるはずです。
王道・箱パカで渡す
憧れのプロポーズのシチュエーションとして高い支持を得ているのが「箱パカ」です。これは、婚約指輪が入ったケースをパートナーの目の前でパカっと開き、プロポーズするというもの。映画やドラマなどでよく見る王道の渡し方ですが、このシチュエーションに憧れを抱いている方は少なくありません。もし婚約指輪の渡し方に迷ったら、あえて王道を取り入れてみるのも良いかもしれません。
一緒に購入したあとに渡す
昨今主流となりつつあるのが、一緒に購入したあとに婚約指輪を渡す方法です。パートナーの好みに合わせて選べることがメリットです。
購入はおふたりで店舗へ訪問し、後日おひとりで婚約指輪を受け取ったあとに、あらためてプロポーズをするのも良いかもしれません。
サプライズで婚約指輪(エンゲージリング)を渡す際の注意点
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サプライズで婚約指輪を渡す場合は、念入りに準備をすることが大切です。
例えば、プロポーズ時に婚約指輪を渡す場合は、あらかじめパートナーの左薬指のサイズを確認しておくことは絶対条件です。
このほか、パートナーの好みを確認しておくことも大切です。普段どのようなアクセサリーを着けているかリサーチするだけで、ある程度好みを把握することができます。
プロポーズ時に婚約指輪(エンゲージリング)の代わりになるアイテム
プロポーズの定番アイテムは婚約指輪ですが、まだ婚約指輪の準備が整っていない場合は、以下のようなプレゼントを選ぶ方もいます。
ピアス・ネックレス
プロポーズの際に婚約指輪ではなく、ピアスやネックレスを贈る選択肢もあります。パートナーの指のサイズがわからない場合や、婚約指輪のデザインを一緒に選びたい場合におすすめです。ピアスやネックレスは日常的に使いやすく、プロポーズの思い出としても残ります。
花束
プロポーズの際に花束を贈るのは、ロマンチックな演出として人気があります。特にバラの花束は愛の象徴として定番ですが、相手の好きな花を選ぶとさらに特別な意味を持たせることができるでしょう。
手紙
プロポーズの際に手紙を贈ることは、感謝や愛情を言葉にして伝える素敵な方法です。また、手書きの手紙は気持ちがこもっていて、相手にとっても大切な宝物となるでしょう。心からの言葉を丁寧に書いた手紙は、感動的で忘れられない思い出となります。
婚姻届
プロポーズの際に婚姻届を渡すことは、ユニークで真剣な意思を伝える方法です。結婚の約束を具体的な形にするため、婚姻届を用意して相手に手渡すことで、これから一緒に人生を歩んでいく覚悟や決意を表現できます。
パートナーの気持ちを第一に考えてプロポーズしよう
プロポーズの際に婚約指輪を渡すか、それともプロポーズ後に渡すかについては、どちらのほうがパートナーに喜んでもらえるかを考慮して決めることが大切です。また、プロポーズの際の婚約指輪の渡し方、プロポーズの際に贈るアイテムについても同じことが言えます。パートナーの気持ちを第一に考えることができれば、自ずと素敵なプロポーズを演出できるはずです。
ラザール ダイヤモンドでは、婚約指輪を使ったプロポーズについてナビゲートをしております。ご来店前に知っておくとよい婚約指輪の選び方をご案内したり、手の中に納まる小ぶりなサイズの「プロポーズ専用ボックス」をご用意したりしています。こちらも併せて参照してみてください。
更新日時:2024.10.31