結婚指輪は、愛するパートナーとお揃いで身に着ける「愛の証」。そのため、デザイン選びは慎重に行いたいものです。
そこでこの記事では、結婚指輪の定番かつ人気のデザインをご紹介しつつ、デザインを決める際のポイントを解説します。パートナーとデザインに対する意見が相違した際の解決方法もご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
定番かつ人気を押さえよう!結婚指輪の主な3つのデザイン
結婚指輪と一言でいっても、そのデザインは多種多様。中でも代表的なデザインには「ストレートライン」と「ウェーブライン」「Vライン」の3つがあります。
ストレートライン
ストレートラインはその名のとおり、真っ直ぐ伸びたアームが円を描いているデザインです。無駄のないシンプルな仕上がりになっているので、年齢を重ねても身に着けやすいのが特徴です。また、アクセサリーにあまり馴染みのない男性も抵抗なく着けられるため、夫婦でお揃いにしやすいという魅力もあります。
なお、ストレートラインはアームの幅が2.5mmであることがほとんどです。これ以上細くなるとよりフェミニンな印象に、反対に太くなると存在感が増すうえ、よりマニッシュな雰囲気になります。
ウェーブライン
ウェーブラインは、アームの緩やかなカーブが特徴的なデザインです。アルファベットの「S」の字を描くように波打っているので、別名「S字(S字ライン)」とも呼ばれています。エレガントでやわらかな雰囲気を演出できるほか、アームが指の形に沿ってフィットするため指を細長く、そして手元をより美しく見せることが可能です。
Vライン
Vラインは、切れ込みの入ったアームが目を引くデザインです。アルファベットの「V」の字を思わせるような見た目から、Vラインと呼ばれています。切れ込みの深さは指輪によって異なり、緩やかなほどフェミニンな印象に、深いほどスタイリッシュな印象になります。指の縦のラインに沿って伸びる切れ込みにより、Vラインには指を細長く見せる効果があるといわれています。
かたちだけじゃない!アームの幅もデザインのひとつ
指輪の印象は、アームのかたちだけでなく幅によっても変わってきます。そのため、結婚指輪を選ぶ際は「幅」もチェックすることが大切です。
幅広
幅広のデザインは、どちらかというと男性から支持される傾向にあります。その理由は、存在感があるほかマニッシュな雰囲気を演出できるためです。もし「お揃いの結婚指輪にしたい」というのであれば、幅広のデザインかどうかに重きを置くとよいかもしれません。
このほか、幅広のデザインはアームの面積が大きいので、装飾や刻印を施しやすいという魅力もあります。お互いの好きな宝石をプラスしたり、ふたりだけの特別なメッセージを刻んだりとさまざまなアレンジを施せるので、オリジナリティあふれる結婚指輪に仕上げやすいといえます。
細身
細身のデザインの特徴は、かわいらしくフェミニンな印象を演出できるところ。アームの幅が細いので指輪がそこまで主張することなく、手元を可憐に輝かせることができます。
また、ダイヤモンドをはじめとする宝石をたくさんあしらっても、派手になりすぎることがありません。ほどよく上品さを感じられる結婚指輪に仕上がります。
このほか、細身のデザインには圧迫感がなく着け心地が軽いという魅力もあります。さらにはアームが細い分、婚約指輪や手持ちのファッションリングとの重ね着けもしやすいので、手元をさまざまなコーディネートで彩ることが可能です。
失敗を未然に防ぐ!結婚指輪のデザインを選ぶ際のポイント
結婚指輪のデザインを選ぶ際は、以下でご紹介する2つのポイントを留意しましょう。
普段使いしやすいデザインを選ぶ
結婚指輪は、基本的に日頃から身に着けるもの。そのため、「普段使いしやすいかどうか」を念頭に置きつつデザインを選ぶことが大切です。
デザインにこだわりすぎるあまり、結婚式やパーティーなどの華やかなシーンでしか身に着けられないとなると、せっかくの結婚指輪が長い間ジュエリーボックスに眠ったままとなってしまいます。ダイヤモンドの美しい輝きを長く間近で感じるためにも、普段使いしやすいデザインの結婚指輪を選ぶようにしましょう。
予算内に収まる、もしくは納得できる価格のデザインを選ぶ
結婚指輪は、価格が高ければ良質というわけではありません。リーズナブルな価格でも、美しく良質な結婚指輪を購入することができます。そのため、「なるべく高いものを」とこだわりすぎず、ふたりが納得できる価格帯のものを選ぶようにしましょう。
パートナーと意見が相違!結婚指輪のデザインはどう決める?
結婚指輪のデザインを決めるにあたり、必ずしもパートナーと同じ意見になるとは限りません。では、意見が相違した場合はどう対処すればよいのでしょうか。
基本はペアのデザイン、細部で違いを出す
結婚指輪のデザインに対する意見が相違したときは、「細部に違いを出す」のがおすすめです。デザインのベースは同じなので、お揃い感を出しつつもお互いの好みを反映させることができます。
たとえば「派手めなデザインが好き」という女性の場合は、ダイヤモンドをあしらったり装飾をプラスしたりして、華やかなデザインにアレンジするのがおすすめです。一方「普段あまりアクセサリーを着けない」という男性の場合は、ベースのデザインからアレンジを加えず、シンプルさを活かしたデザインにするという方法があります。
男女でまったく違うデザインを選ぶ
結婚指輪というと「お揃いでなくてはならない」というイメージをお持ちの方もいるかもしれません。しかし、実際にはそのようなルールはありません。現に、まったく異なるデザインの指輪を結婚指輪として選ぶカップルも意外と多いのです。
そのため、デザインに対する意見が相違したときは、思い切って「異なるデザインの指輪」を選ぶのもひとつの方法です。
実際に別々のデザインの指輪を結婚指輪としたカップルからは、以下のような声があがっています。
「迷ったけど、本当に気に入ったものを選べて満足」
「結婚指輪がお揃いじゃなくても、困ることは何もない」
「旦那さんも、自分が気に入ったデザインだからいつも着けてくれている」
結婚指輪は、夫婦として一生をともにすることを誓った証であり、ふたりにとって何にも代えがたい特別なものです。そのため「それぞれが心から満足できる指輪」であることは、結婚指輪を選ぶうえで大切な条件といえるかもしれません。
ただし、別々のデザインの結婚指輪を選んだカップルからは、「お揃いの結婚指輪を着けている夫婦を見ると少しうらやましく感じる」といった声もあがりました。あとで後悔しないためにも、結婚指輪を選ぶ際に何を重視するかについて、ふたりでよく話し合いましょう。
お互いが満足できるデザインの結婚指輪を選ぼう
結婚指輪を選ぶ際は、まず「どのようなデザインがあるのか」について知ることが大切です。それぞれのデザインによって特徴や印象・雰囲気は異なるので、比較しつつふたりが満足できる結婚指輪を選びましょう。
もし、デザインに対する意見が相違したときは、細部で違いを出す、もしくは思い切って別々のデザインの指輪を選ぶのがおすすめです。結婚指輪を選ぶうえで重要なのは「同じデザインであること」ではなく、「それぞれが気に入ったもの(後悔しないもの)であること」です。毎日身に着けるものだからこそ、お互いの意見を尊重しながら後悔のない結婚指輪を選びましょう。
更新日時:2020.12.17