永遠の愛の証として互いに贈りあう、結婚指輪。購入するにあたって「まずは相場を知って予算を考えたい」という方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、結婚指輪の平均相場や価格を左右する要素、結婚指輪選びの際に注目したいポイントなどをご紹介します。結婚指輪の購入を検討している方は、ぜひご参考にしてください。
結婚指輪の平均相場
「ゼクシィ 結婚トレンド調査2024調べ」によると、ふたり分の結婚指輪の平均価格は29.7万円という結果になっています(全国(推計値))。内訳は以下の通りです。
20~25万円未満 | 24.2% |
30~35万円未満 | 19.4% |
25~30万円未満 | 18.4% |
50万円以上 | 9.8% |
40~45万円未満 | 8.4% |
上記の結果を見ると、多くのカップルが20〜35万円の結婚指輪を購入していることがわかります。また、なかには50万円以上の結婚指輪を購入しているカップルもいるようです。
予算決めに悩んだ際は上記のカップルのデータを参考にしつつ、無理のない範囲で決めると良いでしょう。
年代別
では、年代別で結婚指輪の相場は変わるのでしょうか?
上記の同調査データによると、妻の年齢別によるふたり分の結婚指輪の相場は以下の通りです。
24歳以下 | 29.3万円 |
25~29歳 | 32.3万円 |
30~34歳 | 31.7万円 |
35歳以上 | 29.8万円 |
年代別で価格の差はなく、多くのカップルが30万円前後の結婚指輪を購入しているようです。
夫・妻
では、夫・妻で結婚指輪の相場は変わるのでしょうか?
上記の同調査による平均相場は以下の通りです。
夫 | 13.7万円 |
妻 | 16.1万円 |
夫よりも妻のほうが結婚指輪の購入価格が高いようです。
似たような結婚指輪でも、なぜ価格に差が生まれるのかを以下でご紹介します。
結婚指輪の価格を左右する4つの要素
結婚指輪の価格を左右する要素は主に以下の4つです。
1)素材
結婚指輪の価格は、使用される素材によって大きく変わります。代表的な素材には、プラチナとゴールドがあります。プラチナとゴールドは希少性が高く、高価になりやすい傾向にあります。
また、純度によっても価格が異なり、例えば14金よりも18金のほうが高価です。
なお、結婚指輪の素材については以下の記事でご紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。
結婚指輪の素材に関するお悩みを徹底解決!選ぶポイントや「夫婦別の素材にしてよいのか」など幅広く解説
2)宝石の数
結婚指輪の価格は、宝石の有無や数によって変動します。一般的に、宝石が多く使われるほど価格は上がります。特にダイヤモンドは人気が高く、カラット数や品質(カラー・クラリティ・カット)によって価格が大きく異なります。また、メレダイヤモンド(小粒のダイヤモンド)を指輪全体にあしらったデザインは、シンプルなものよりも高価になりやすい傾向にあります。
3)リングの幅
結婚指輪の価格は、リングの幅によっても変わります。一般的に、リングが太くなるほど使用する金属の量が増えるため、価格も高くなります。例えば、同じデザインでも2mm幅のリングより4mm幅のリングのほうが高価になる傾向があります。
また、太めのリングは加工が複雑になることがあり、デザインによっては職人の手作業が加わることで価格が上がることもあるようです。
4)ブランド
結婚指輪の価格はブランドによっても異なります。一見すると似たような見た目でも、価格差が大きく違うと「なぜこんなにも価格に違いがあるのか」と疑問に感じる方もいるでしょう。ブランドによっては、素材の品質にこだわった結婚指輪を取り扱っていたり、充実したアフターサービスを用意していたり、ブランドネームの付加価値を価格に反映している場合もあるようです。
結婚指輪選びの際に注目したいポイント
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結婚指輪を選ぶ際に注目したいポイントは、以下の通りです。
1.素材の強度や特性(使いやすさ)
結婚指輪は日常的に長く着けることを前提に購入するものです。そのため耐久性や強度、金属アレルギーの有無など、素材別の特性を踏まえて選ぶのも一案です。
仕事や家事の間も着けている予定の方は、着け心地が良い上に傷が付きにくく、変色や変形も起こりにくい素材を選ぶのがベストです。金属アレルギーが心配な方は、購入するときに店頭で相談してみると良いでしょう。
なお、プラチナとゴールドの特徴については以下の記事でご紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。
プラチナの結婚指輪が選ばれるのはなぜ?プラチナの魅力から他の素材との比較まで幅広く解説
華やかな婚約指輪なら「ゴールド」がおすすめ!5つの魅力をご紹介
2.デザイン
結婚指輪のデザインは、仕事、プライベート、冠婚葬祭などTPOを問わず着用できるものが一般的に好まれるでしょう。そのため、比較的シンプルなデザインを選ぶ人が多い傾向にあります。
「婚約指輪や手持ちのアクセサリーと重ね着けしたい」という方は、それらとのバランスも含めて検討すると良いでしょう。婚約指輪を日常使いする人が増えている近年は、最初からセットとしてデザイン・販売されている結婚指輪も人気です。
なお、職場での結婚指輪の注意点については以下の記事でご紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。
結婚指輪って職場でどうしてる? 仕事中のマナーや選ぶ際の注意点まで幅広く解説
3.ブランド
結婚指輪は一生に一度のものなので、好きなブランドや憧れのブランドで選ぶことも検討してみると良いでしょう。妥協しないで選んだほうが着用時の喜びや幸福感も大きく、永く大切に着用していくことができるはず。また普段からお気に入りのブランドで購入すればテイストが揃うため、手持ちのアクセサリーとも違和感なく重ね着けを楽しめます。
ブランドを選ぶ際は、アフターサービスもチェックすることをおすすめします。サイズ直しやクリーニングなどのアフターサービスが充実していれば、結婚指輪を長く身に着けることができます。
なお、ダイヤモンドの質にこだわりたい方は、世界基準のダイヤモンドカット技術を持つラザール ダイヤモンドもぜひ検討してみてください。NY発のダイヤモンド専門のブランドで、高品質なダイヤモンドをあしらった結婚指輪を多数取り扱っています。
4.オリジナリティ
一生に一度の機会と考えれば、オリジナリティにこだわって結婚指輪を選ぶのも一案です。一から手作りできるものや、フルオーダー、セミオーダーの指輪を扱っているブランドも多くあります。希望のデザインや質感に合わせて素材を選んだり、自分たちの手でリングに刻印を入れたりする過程では、ふたりの想いが込もった“世界のひとつの指輪”に仕上げることが可能です。
5.価格
結婚指輪を購入する際は価格を考慮することも大切ですが、もちろん気に入った結婚指輪があれば高くてもその指輪を購入することが理想ではあります。さまざまな選択肢をバランスよく検討し、一生モノの結婚指輪を探してみましょう。
結婚指輪の費用は誰が支払う?
「結婚指輪の費用は誰が負担するのか」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。ここでは、主に3つの支払い方法をご紹介します。
どちらか一方が全額負担する
「収入が多いほうが支払う」「婚約指輪を購入してもらったから結婚指輪は自分が購入する」などの理由により、どちらか一方が全額を負担するカップルもいます。結婚指輪の購入費用を全額支払う場合は負担が大きくなってしまうため、ふたりで話し合って決めることが大切です。
折半する
結婚指輪の購入費用を折半するカップルもいます。折半の場合はふたりで費用を出し合いますが、結婚指輪の費用が異なるのであればきれいに半分ずつ出すと不満が生じる可能性があります。結婚指輪の費用が高いほうが少し多めに出すなど、話し合って決めると良いでしょう。
ふたりの結婚資金から支払う
ふたりの結婚資金から結婚指輪を購入する方も少なくありません。これなら、「どちらかが多く支払った」と喧嘩することもないでしょう。ただし、結婚資金には結婚式の費用や新婚旅行の費用なども含まれているため、使いすぎには注意が必要です。
まとめ
結婚指輪を選ぶ上で、費用面は無視できないポイントですが、それなりに値段が張るものなので、価格以外のポイントにもしっかり注目して選ぶのがおすすめです。一生の愛の誓いを込める唯一無二の指輪でもあるので、デザインや着け心地にこだわって、納得のいくものを選びたいもの。結婚したことやその喜びを深く実感できるような、ふたりが心から気に入る指輪を見つけてください。
更新日時:2025.02.26