結婚式のテーマを考えるとき、季節のイベントを取り入れるとパーティがぐっと盛り上がるもの。秋にお勧めのテーマといえば、やはりハロウィン。この記事では、ハロウィンをテーマにした結婚式の装飾や演出のアイデアをご紹介します。

 

<そもそもハロウィンってなに?>

ここ十数年で日本にもすっかり定着した感のあるハロウィン。かぼちゃを飾って、仮装して……。あれ?ハロウィンって本来はどういうものでしたっけ?

 

ハロウィンは10月31日に行われるケルト人のお祭りが起源。秋の収穫を祝うもので、この時期にやって来る悪霊を追い払う目的がありました。ハロウィンのシンボルとも言えるカボチャを顔のようにくりぬいて作るジャック・オー・ランタンは、悪霊を怖がらせるためのもの。ちなみに、かつてはカボチャではなく、カブだったそう。

 

子供たちは魔女やお化けなどに仮装して、「トリック・オア・トリート(お菓子をくれないといたずらをしちゃうぞ)!」と言いながら家々を訪ね、お菓子をもらいます。なお、最近では大人にまで仮装が広がり、日本ではさながらコスプレ大会のような様相を呈しています。

 

また、日本ではあまり知られていませんが、「ダック・アップル」と呼ばれるリンゴ食い競争もハロウィンの定番ゲームといわれています。なお、ハロウィンのシンボルカラーは黒とオレンジとなります。

 

さて、次からは結婚式にハロウィンを取り入れるアイデアをご紹介します。

 

<装飾やアイテムに取り入れる>

最も分かりやすく、雰囲気を盛り上げてくれるのが、装飾にハロウィンのモチーフを取り入れること。例えば、受付にジャック・オー・ランタンや魔女の帽子などをかざる他、テーブル装飾にカボチャやリンゴなどを取り入れてもいいでしょう。

 

ただ、ジャック・オー・ランタンなどをそのまま取り入れると、少しカジュアルな雰囲気になってしまうことも。シックなハロウィン・ウエディングをと考えるのなら、オレンジや黒をテーマカラーにしてコーディネートするのがお勧めです。

 

比較的簡単なのは、ペーパーアイテムに取り入れる方法。席札やプロフィールパンフレット、メニュー表などにカボチャやリンゴのモチーフをあしらったり、オレンジや黒を使ってデザインしたりするのも素敵です。

 

<ドレスコードとして取り入れる>

ハロウィンといえば仮装がつきもの。とはいえ、新郎新婦やゲストでコスプレを楽しむというのはちょっと行き過ぎかもしれませんね(二次会ではありかも!?)。でも、披露宴のドレスコードとしてハロウィンにちなむものを設定する方法であれば、気軽に楽しめるはずです。

 

例えば、「何かオレンジ色のものを身に着けてきてください」などとするのはどうでしょう。また、受付でカボチャやリンゴ、魔女の帽子といったハロウィンにちなむアイテムのブローチなどを用意し、ゲストに好きなものを選んで身に着けてもらうというのも楽しいでしょう。それを披露宴中で行うゲームなどのチーム分けに利用するのも面白いアイデアです。

 

<料理やデザート、ギフトに取り入れる>

ゲストが楽しみにしている料理。これにハロウィン要素を取り入れてはどうでしょうか? 会場のシェフと相談して、カボチャやカブ、リンゴなどを使った料理やデザートをメニューに組み込みます。

 

その際は、ハロウィンにちなんだメニューであるということをしっかり紹介して。とくに、カブやリンゴはハロウィンとは直接結び付かないゲストも少なくないので、その由来についても説明するといいでしょう。

 

また、プチギフトとしてリンゴやカボチャのお菓子などを用意しても。アップルティーのティーバックなども気が利いています。

 

<演出として取り入れる>

演出として、ハロウィンの定番ゲーム「ダック・アップル」を行うのもいいでしょう。これは、水を張ったたらいなどの中にリンゴを浮かべ、手を使わずに口でくわえて取るというもの。リンゴに好きな人の名前を書いておき、1回でそのリンゴを取ることができたら思いが成就するという言い伝えもあるそうですから、新郎が自ら行っても盛り上がるはずです。

 

受付のウエルカムコーナーにハロウィンアイテムを取り入れたり、結婚指輪の交換の前のリングピローをハロウィンテイストにして雰囲気を出すのも良いかもしれません。

 

また、テーブルラウンドの際には、ハロウィンにちなんだフォトプロップスや魔女の帽子などを用意して写真撮影を楽しむのもお勧めです。

 

何か一つでもいいし、いくつかを組み合わせてもOK!ハロウィンの要素を取り入れて、秋らしい素敵なウェディングを計画してみてはいかが?

 

更新日時:2020.12.24